Buhitter
「Buhitter」(ブヒる=エロ絵を見て興奮しブヒブヒ言う+Twitter)というネーミングも反感を煽った一因のような気がします。




 ここ数日、Twitter界隈を騒がせたBuhitter騒動ですが、ことの顛末は「勝手に転載しないで!」イラストまとめサービス「Buhitter」が大炎上 → Twitterは「規約上問題ない」(ねとらば)をご覧いただくとして、その転載(正確にはAPI埋め込み)という仕組みに関してはこのツイートにまとめられている通りだと思います。



これを理解しつつも、Buhitterを批判している絵師さんは「法的・規約的には問題なくても、心情的に許せいない!」ということだと思いますが、私はむしろこの騒動の本質は「創作物を転載であれ、引用であれ、勝手にどうこうされるのは創作者にとって不快である」という点にあると感じました。

 無断転載された!憤っている絵師さん多くは、少なからず二次創作に手を染めており、その行為こそが「創作物を勝手にどうこうされるのは(一次)創作者にとって不快である」行為そのものです。自分はその「不快な行為(厳密には法に触れる行為)」をし、「見逃して!」「ファンなんだからいいでしょ?」と言い逃れをしておきながら、他人に自分の(二次)創作物で同じようなことをされると「許せない!」と憤るのは典型的なダブルスタンダードだと言えるでしょう。そう騒ぎ立てる絵師さんのTwitterアイコンの多くが「二次創作物である」というのも、なんだか痛々しい限り。せめてアイコンくらいオリジナルにしないと説得力はゼロですね。

 オリジナルの絵師さんはこれには当てはまらないので、大いに憤ってもらって構いませんが、私が見たところそういった方は少数派で、騒いでいる大多数は二次創作者であり、想像するに低年齢層であるように感じました。確かTwitterの規約で13歳未満は利用禁止のはずですので、主に中・高校生が自分自身が行っている「(一次創作者にとって)不快な行為」を棚に上げて暴れているんでしょう。こういった稚拙な論理がTwitter上に吐き出されるのはめずらしくありませんので、いつもならスルーするのですが、私も一応イラストを描きますので、ここに見解を述べておきます。

 当のBuhitterは、2018年8月4日現在繋がらなくなりました。おそらく削除作業が間に合わないか、批判をかわすために閉鎖したのでしょう。サイト主は個人のようでしたが、Buhitter自体は何の問題もありませんので、しっかりとした体制を整えてから同類のサイトが再び出現する可能性はあるでしょう。そうなったらまた大騒ぎになるんでしょうけど、それを見越した対策を採られてしまえば「心情的に許せない!」といくら騒いだところで効果はありません。この騒ぎで「Twitterに投稿されたイラストの収集・API埋め込み掲載サイト」に可能性を見出した人も多いはず。Buhitter騒動は終わりましたが、「WEBサービスのマネタイズ(収益化)」というのは多くのハイエナ(失礼。笑)さんたちが血眼になって「次なる金になる木」を探しているのは周知の事実です。さて、どうなるか・・・今後の動向に注視したいと思っています。

2016年8月6日追記:Buhitter復活したようです。どうやらドメイン一時停止措置だったようですね。どういうサービスに育っていくのか、また思ったほどアクセスが集まらず廃止に追い込まれるのか、今後の成り行きに注目です。



2016年8月11日追記:あえてリンクは貼りませんがtogetterに「buhitterを無断転載と叩いている方々の、無断転載疑惑ツイート一覧。」というまとめがありました。「自分のイラストを無断転載した!」と憤る方々がいかに他者の作品を「無断転載」しているか、よくわかるまとめです。マンガのコマをそのまま貼り付けたり、コラで加工したり、アニメやTV番組のキャプチャを貼ったり・・・。これらこそ正真正銘の「無断転載」「著作権侵害」に当たります。他者を批判するなら、自分自身がそれをするにふさわしい振る舞いをしているかどうか、よく考えてからするべきですね。