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メダカと小赤、余った水草を入れてとりあえずスタートです。

 私がアクアリウムを始めたのは2007年10月。それから紆余曲折があって例の2011年3月11日を迎えます。あの地震を水槽は耐え抜きましたが、地震の振動が水を揺らし、底床がかき混ぜられバクテリアが死滅。生体が全滅するという出来事がありました。ショックのあまり、それから2年くらいはアクアをする気にならなかったのですが、余震も収まったことだしアクアを復活。ですが以前のように上手く水質が安定しません。原因はおそらく水道水の水質の変化だと思います。それから続けたり辞めたりを繰り返しながらここまで来ましたが、管理の手間をかける割には、それで得られる喜びが少ないと感じ、結局水槽は諦めることに。で、代わりに始めたのがこの「ビオトープ」です。

 このビオトープとは何なのか?と言いますと、「自然の水辺の再現」と思っていただければ良いと思います。水を張り、土を入れ、水草や睡蓮を浮かべ、メダカを放ち、無濾過無加温の自然に近い状態で生体を飼育すると言うものです。ですが我が家はマンションですので、設置はベランダになります。台風の時などは室内に避難させなければならないので、重い陶器の鉢は使えません。今は低床に何も入れていませんが、管理のしやすさから余っている大磯を入れるつもりです。ですので厳密にはビオトープではなく「睡蓮鉢」「メダカ鉢」と呼ぶべきものです。

 まあ、それでもコケとの戦いを強いられるアクアよりも基本放置でOKのはず。妻は興味津々で自分が管理すると言い張っていますので、おまかせするつもりです。メダカは楊貴妃など高級な魚を入れたがりましたが、失敗するとショックも大きいし、カラスや猫の影響も考えられます。ですので餌メダカと小赤でスタートすることにしました。水草は余っていたバリスネリアやアナカリスなど、買って来たフロッグピットとホテイアオイ、ガガブタを放り込んでいます。

 とりあえず1年、全季節を経験してみるつもりです。そうすれば何かノウハウが手に入るでしょう。私はといえば室内で飼い始めた金魚を担当します。おそらくアクアより簡単なはず。結果はまた1年後にでもご報告いたします。