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早くて小学生、遅くても高校生の頃にはオリジナルキャラを描き始めたい。(写真は私の高校時代の「黒歴史」で全てオリジナルキャラ・メカ)




 現在、萌え絵のノウハウがネットや書籍などで大量に溢れかえっています。それは画材メーカーやソフトウェアメーカーがユーザーを増やし、自社の商材を拡販するためには有効な方策かもしれませんが、同時に没個性を撒き散らし、「どの絵師が描いてもどれも似たようなもの(ハンコ絵)」になってしまっていると思えてなりません。

 私は萌え絵は趣味で描くだけで、プロになるつもりは今のところありませんが、仕事柄プロのイラストレーターの方とはお付き合いが数多くあります。彼ら・彼女らは萌え絵師ではありませんが、それでもプロとしてやっていくのに大変な苦労を強いられています。

 そんなプロたちは、より幅広い仕事を受注するためにいくつもの「タッチ」を持っています。可愛らしい2頭身系からファションデザイナーのデザイン画のような10頭身のモダンなものまで。切り絵風からフリーハンドのスケッチ風まで。最低でも5〜10種類程度は持っています。仕事の内容も子供向け教材からファッション誌、タウン誌、ビジネス用の機器の取説やパンフ、会社内部で使う資料向けからショッピングモールのキャンペーンイラストなどなど様々です。世の中に溢れるイラストのタッチ・種類をなるべく多くこなせることが、この業界で生き残るチャンスを広げることになります。それには「個性と汎用性」という二律背反なテクニックを高いレベルで所持していなければなりません。

 萌え絵師にとって、このジャンルは全く無関係です。つまり「世の中に流通するイラストの仕事のほとんどに萌え絵師は参加できない」のです。萌え絵師が所属するのはゲーム業界や出版(ライトノベル)業界などごく一部のニッチな市場です。そこには既に数多くの萌え絵師、萌え絵師予備軍が溢れかえっているのが現状です。そこで安定した収入が得られる立場になるにはかなりの努力とコネクションの確立が必要になるでしょう。

 もしそこからこぼれてしまったら残る道は「作家先生」への道しかありません。つまり名前で仕事が受注できる「萌え絵作家」になるのです。しかも作家先生になれば同人誌の売り上げも期待できます。しかしこの道はさらに厳しいものになります。確率的には一発屋のお笑い芸人になる以上に難しいでしょう。にもかかわらず前述の通り、世の中に溢れかえった萌え絵のノウハウが若い萌え絵師たちの個性を奪ってしまっているのが現状です。ハンコ絵師が萌え絵作家になれる可能性はゼロだと断言していいと思います。

 この記事を読んでいる若い、特に十代の萌え絵師にアドバイスします。萌え絵に関する一切の情報を遮断し(必要ならこのブログも)、あなたなりの「萌え絵表現」をなるべく早い段階で身につけてください。そしてなるべく早くあなただけの「オリジナルキャラ」を創り上げてください。版権絵や既存キャラの方がアクセスや評価を稼げるのは十分承知です。でもそれだけではあなたの将来はありません。あなたが思っている以上に、あなたの萌え絵には個性がないのです。ハンコ絵をいくら上手に描けたって、あなたが大人になる頃に、その絵にお金を払ってくれる人はほどんどいないでしょう。「あなたの代わりならいくらでもいる」そう言われないためにも、手垢にまみれた萌え絵のノウハウの一切を捨てて、自分だけの新しい「萌え絵表現」と「オリジナルキャラ」の追求を、なるべく早く始めてください。


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