来たあ!
(c) Futajyuro Iwasa : Adobe Illustrator CS6 for Mac, CMYKmode, All Vector Graphics, 62MB, 4/7/2016




 デジ絵・萌え絵の第3作目『来たあ!』です。このイラストでは以下の課題を設定し、そのノウハウの吸収に努めました。

(1)黒髪、ポニーテルの表現

 前作の『どこ見てるの?』のテープのような髪の毛の表現を一歩進めて黒髪、ポニーテールの表現を試してみました。グラデを駆使して描いているので、ポニーテールのような複雑な髪型が描けるかどうか自信がなかったのですが、なんとか形にしました。黒髪は肌色とのコントラストが一番強いので、エッジが強くなりすぎるのですが、なんとか違和感ないようにまとめました。黒髪が描ければあとはどんな色でも大丈夫でしょうね。

 ただ、描いていて思ったのですが、ウェーブ系の髪型はかなり難しい気が・・・まあ、やってみないとわかりませんが。

(2)女子高生を描く

 前回の『どこ見てるの?』も下書きの段階では女子高生だったのですが、イラレで描いていううちにどんどん幼くなり、小学生みたいになってしまいました。今回はちゃんと女子高生を描くことを意識しました。女子高生に・・・見えますよね?

 制服は考えるのがめんどくさかったので、身近な某高校の制服を参考にしました。ネクタイを描いてみたかったのもあります。学生カバンやiPhoneなどの小物も頑張ってみました。

(3)背景を描く

 今回も前回と同じく、版権フリーの写真をトレースしてぼかしで配置しています。写真は多分りんかい線の新木場駅だと思われます。ちょうど良かったんで「放課後彼氏とディズニーデートするので改札で待ち合わせ」というシチュエーションにしてみました。

●総評

 イラレユーザーならお気づきかと思いますが、私はイラレでのイラスト表現のひとつ、いわゆる「2.5D(2.5次元)」の手法を使って萌え絵を描いています。イラレは3Dソフトではないのでアートボードに奥行きの概念はありませんが、工業製品などのイラスト制作にも使われる関係上、オブジェクトに対して3D効果を与える機能がついています。(押し出しや回転機能)しかしそれをそのまま使ってしまうとキャラが人形になってしまいますので、2Dオブジェクトにグラデを駆使することによって立体感を与えています。私はこの手法を勝手に「イラレ2.5D萌え絵」と呼んでいるのですが、一般にこの手法と名称が広まることはまずないでしょう(笑)。

 この手法で描いている理由は透明感のある目が気に入ったのも理由のひとつなのですが、逆に言えばあまりにもクリアで立体的なために、最低でも頭部だけでも立体(球体)感のある描き方をしないと目が浮いてしまうという事実です。つまり通常のイラレ画の平面的な画だと合わないんですね。

 それにそれに生半可に立体感があるせいでこのイラストが「萌え絵」かどうか微妙なってきました・・・。まあひとつの「タッチ」としてはアリなんじゃないかと思いますので、とりあえずこれはこれでキープしておいて、他のイラレ画の手法も並行して探っていきたいと思います。