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シングルス全集(2)さだまさし編 其の一


佐々木悟郎のイラストをジャケットに採用したさだまさしの『シングルス全集』。その『さだまさし編 其の一』のラスト3曲『晩鐘』『檸檬』『加速度』は白眉。特に『晩鐘』の日本語の美しさは他の追随を許さない。




 佐々木悟郎というイラストレーターをご存知でしょうか?主に1980〜90年代に活躍し、独特の淡い水彩画のタッチで一世を風靡したイラストレーターです。

 私は高校時代、美術部だったにもかかわらず、手が汚れ体中が油臭くなるのを嫌って油絵を一切せず(美術の授業ではやりましたが)、水彩画ばかり描いていました。水彩をやられた経験のある方ならお分かりですが、水彩では「滲み」のコントロールが大変難しいです。ですので初心者は主線を描いてその滲みのはみ出しを「誤魔化し」たりしていました。

 それからしばらくした1980年代後半、佐々木悟郎(悟郎さん)の水彩画イラストが大ブレイク。アルバムジャケットや雑誌の表紙、ポスターなどでしょっちゅう見かけるようになりました。驚いたのは悟郎さんの水彩画には主線がなく、滲みで輪郭線を出していたことでした。当時はどうしたらこんなことができるのか、全く見当もつきませんでした。

 時代は変わりデジタルで絵が描けるようになると、水彩画の滲みのコントロールはさほど難しくなくなりました。当然私も興味深々、「旅先のスケッチ用にデジタル水彩を始めようかな」などと呑気に考えていたのです。しかし今年に入って突然萌え絵など始めたものですから、その計画は一旦保留となってしまいました。しかしこの「主線のない水彩画のような淡いタッチを好む」という嗜好は私の中で脈々と息づいているようで、萌え絵の分野でもこれを実現しようとしています。(しかもイラレで)

 もちろんパスで線を引くドロー系のイラレでこれは不可能です。それに水彩画タッチでの萌え絵はすでに素晴らしい先駆者がたくさんいらっしゃいます。ですが今回イラレで萌え絵を描き始めてみて、改めて自分自身の中に宿る嗜好を再確認した次第です。


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