もがみん-01
最上は「もがみん」と呼ばれているそうですが、なぜかボクっ娘キャラだそうです。




 2013年4月にサービスが始まり、あっという間にブラウザゲームの大ヒット作となった『艦隊これくしょん』(通称『艦これ』)ですが、私はサービス開始当初からこのゲームに注目していました。ひとつは「無課金で十分に遊べる」というシステムです。当時はソーシャルゲームのガチャが「射的心を煽る」として批判されていました。それに対抗する形で登場した『艦これ』を世間がどう評価するか、興味があったのです。そしてもうひとつはやはり『宇宙戦艦ヤマト』世代には、旧海軍の軍艦がモチーフといえば興味が湧かないわけがありません。ゲームは全くしない私でも、登録しかかったほどです。

 この第二次世界大戦の兵器と「萌え」の融合で、まず初めに思い出されるのは航空機の『ストライクウィッチーズ』です。それから戦車の『ガールズ・アンド・パンツァー』、そして旧海軍の『艦これ』。中でも『艦これ』は大きな成功を収め、話題にもなりました。そうなるとお約束のパターンとして「戦争美化」「右傾化」「軍靴の音」云々と批判が始まります。全くもってバカバカしい話です。私は軍事とサブカルチャー(萌えも含む)の融合には大いに賛成です。なぜなら、それらを通じて軍事や兵器に興味持つことにより、「戦争」をより現実的な観点から知ることができるからです。

 私は軍事ヲタク(ミリタリーヲタク:通称ミリヲタ)ほど戦争の冷徹さ、残酷さを知っている人間はいないと思っています。そこには反戦や平和などの観念論ではない、現実の兵士がどういう環境に身を置きながら命を賭して戦ったのかという記憶と記録が、色濃く刻み付けられていると思うからです。つまり兵器を知れば知るほど否応無く戦争の「現実」と対峙せざるを得なくなるのです。

 私は高校の倫理の授業で戦争が取り上げられた際、あまりにも反戦麗し論ばかり飛び交う内容に業を煮やし、戦争行為の正当性とその結果享受できる富の例を示して周りの生徒から大顰蹙を買った思い出があります(若かったですね。苦笑)。とりもなおさず、それを教えてくれたのは『宇宙戦艦ヤマト』であり、それをきっかけに旧海軍に興味を持ち、当時小学校の図書室にあった太平洋戦争の海戦史を全て読破したことでした。残念ながら現在も歴史の授業で明治以降は簡単にしか触れられていないようです。そのような「偏った知識」を補完する意味においても、「萌え」をきっかけにするという、いささか邪道じみてはいても、「洗脳のため知識を与えない」「反戦・反省のみで思考停止する」よりは大いに意義と意味ががあるのではないか、というのが私の考えです。

 ところでなぜイラストが最上かという点ですが、小学生の時に買ったウォーターラインシリーズで「大和」の次にカッコイイと思ったのが航空巡洋艦に改装後の「最上」だったからです。当時は「空母と巡洋艦の良さを併せ持つ航空巡洋艦は最強じゃないか!」と思っていたんですね(笑)。それなのに航空戦艦は良いと思わなかったのは「伊勢」や「日向」は「最上」ほどシルエットがスマートじゃなく、カッコ悪かったからでしょう。まあ消防の感性ってそんなもんです(笑)。

 イラストの制作過程の説明をしますと、いわゆるアニメ塗りで描きました。キャラは今まで通り主線と塗りは別レイヤーです。現在萌え絵はあまり主線を目立たせないのがトレンドのようです。主線が繋がっていないこの描き方ですと、体の部分部分で主線の色や太さを自由に変えられるメリットがあります。確かに塗りレイヤーと線レイヤーが別なのは面倒くさいですが、それをする意味は大いにあると考えています。

 メカは主線と塗りを同一オブジェクトにしてそれぞれ線と面を指定し、それらパーツを組み合わせています。メカはこちら方が描きやすかったですね。参考にしてみてください。