1221f1f5-s
漢字Talk時代からのMacユーザーである私にとって、スティーブ・ジョブズとはカリスマ経営者でもなんでもなく、前言撤回ばっかりする「愛すべき困ったちゃん」です(笑)。




 私はiPad miniのユーザーで、片手で鷲掴みできるこのサイズ感がかなり気に入っています。iPad miniの購入の目的は主に

(1)iPadにおけるブログ(ここを含めるとに3つ運営中)の表示の確認
(2)iPhoneでは画面が小さすぎてまともに使えないGarageBandの使用
(3)出先や旅先でのデジタル水彩

の3つになります。特に(3)は決定的な要素でした。私は旅先でバシャバシャと写真を撮るという行為があまり好きではなく、妻が夢中になって写真を撮りまくっている間はもっぱら景色を眺めてボケっとしていることが多かったのですが、なんとなく「せっかく絵心があるんだから透明水彩でもやりたいな」と考えていました。しかし水彩絵具を持ち歩いたり、水を準備したり、パレットや筆を洗う手間を考えると二の足を踏んでしまい、実行に移せずにいたのです。

 そんなときAppleがApple Pencilを発表。プロモーション動画で見る限りその描写力には目を見張るものがありました。俄然デジタル水彩に興味を覚えた私は、それまで購入に踏み切る絶対的な理由がなかったiPadを購入すべく情報収集。実際に銀座でApple Pencilを試してみたところ、噂に違わぬその描き心地に驚いてしまいました。しかし残念なことにApple PencilはiPad Proのみの対応で、しかもそれは高額な上にデカすぎる代物。とても購入対象にはなりませんでした。

 私の旅先でのデジタル水彩のイメージは「絵手紙」と呼ばれるものが近く、それをデジタルでやりたいのです。ですのでiPad miniのサイズがピッタリなのですが、残念ながら現在Apple PencilはiPad miniには対応していません。諦めきれない私はとりあえず「iPad mini+Jot Dash」という型落ちの環境で妥協するしかありませんでした。ところが今年の初め、なにをトチ狂ったのか萌え絵を始めてしまい、ご覧の有様に(笑)。まあデジタル水彩は老後の楽しみにでも取っておきましょう。

 私が「iPad Pro+Apple Pencil」の購入を思いとどまっているのは、ここで記事にした通りその投資に見合う画力がないのも理由の一つですが、上記のように「Apple PencilがiPad miniに対応していない」のも大きな理由です。では今後その可能性はあるのでしょうか?

 私は「大いにある」と考えています。それどころかiPadのみならず、iPhone、Apple Watchにも対応してくると踏んでいます。理由はスタイラスペンを毛嫌いしていたスティーブ・ジョブズの不在があります。そしてなによりもApple Pencilの完成度の高さ。これは画面の小さいiPhone、Apple Watchでの使用を見越してのものだと考えられます。

 Apple Pencilは今までのスタイラスペンの概念を覆す革新的なデバイスであることは間違いありません。デジタルの都合をユーザーに押し付ける(その典型がペンタブレット)他のメーカーとは違い、Appleは伝統的にアナログの概念をデジタルに落としこむことを得意としてきました。その「いかにもAppleらしい」Apple Pencilがペンタブ・液タブ業界に風穴を開けつつあります。今後の動向に注目です。