風のいたずら
(c) Futajyuro Iwasa : Adobe Illustrator CS6 for Mac, CMYKmode, All Vector Graphics, 3.6MB, 6/5/2016




 デジ絵・萌え絵の第8作目『風のいたずら』です。このイラストでは以下の課題を設定し、そのノウハウの吸収に努めました。


(1)髪の毛の表現

 前回の『あかいくつ』と同じ描き方なのですが、髪の毛の色が濃いと違和感はないようです。まあどういう描き方にするしろ毛先を消して軽さを出す、というのはもう譲れないですね。あと、イラレならではの細い線で髪の毛のバラツキを表現するのも、もはや定番と化しています。パスで線が引けるイラレの得意技ですが、これをペイント系アプリでやる技術は私にはありません(笑)。


(2)服のシワやヘソ。ツメなどの描き込み

 前回の『あかいくつ』の反省からシワの描き方をリアルからアニメ様式的な描き方に変えました。これなら顔との違和感はないですね。ヘソは初めて描いてみたのですがこんなものなんでしょうか? ツメは今まで「O」型に囲っていたのですが、リアルになりすぎるので「U」型に。でもそのままだとツメに見えないので少しだけ肉とツメの境目を入れています。こういったディテールは今後も順次精査していきたいです。


(3)「萌え絵」を描くことを強く意識

 今まではイラレでイラストを描くノウハウを習得するのに精一杯で、「萌え」の追求がおざなりになっていましたが、今回は少し余裕が出てきたので「萌え」を強く意識し、全体的にバランスを見直しました。具体的には輪郭の形、白目と黒目の比率、虹彩の入れ方、頭身の変更、ポーズの誇張。鼻は萌え絵では定番の「点」にしました。私は鼻筋を描いた方が顔に立体感が出ると思い込んでいたのですが、実際はこの通り逆でした。先人たちの知恵には素直に従うべきですね(笑)。


●総評

 やっと「萌え絵」を描き始めたかな・・・というのが今の正直な感想です。いままでは美少女画ではあったかもしれませんが、萌え絵としてはイマイチでしたから。方法論も固まりつつあります。主線はなるべく細くして肌と服のみとする。また肌と服とでは主線の色を変える。髪は立体感と光沢に注意しながら毛先を消してなじませる。グラデとアニメ塗りの混在で身体の線と服の形を誇張するシワを大胆に入れる。こんなところでしょうか。まだ検討すべき箇所はありますが、今後は作業の効率化も視野に入れつつ、キャラの品質の安定化を目指していきたいと思います。