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このように「必然性の薄い要素でむりやり埋めた感」満載の画をたまに見かけますが、みっともないんでやめた方が懸命です(笑)。




 私は日常的に印刷会社やweb業者への入稿業務を行っています。その経験から「プロのイラストレーターを目指すなら最低限知っておかなかればならない知識」をコラムでご紹介したいと思います。今回は第10回目「画面構成能力の必要性について」です。

 画面構成能力・・・簡単に言えば背景、キャラ、小物をひとつの紙面にバランスよく配置する能力です。レイアウト能力、もしくは構図と言い換えてもいいでしょう。当然我々デザイナーはこの能力を有しています。というか、これ自体が仕事ですからね。

 イラストレーターもデザイナーほどではないにしてもこの能力が必要になってきます。各パーツがいくら上手く描けていても、画面構成能力がないと画面が破綻し、台無しになってしまいます。ただ、イラストレーターは特別に練習しなくても、画力が上がって行く際に自然に身につく方も多いようです。ただ中には苦手という方もいらっしゃるので、そういう方は別途意識して練習した方が良いでしょう。

 具体的にどう練習するかですが、レイアウトには基本の形はあるにはあるのですが、「基本=当たり前=つまらない」とも言えますので、私は基本形はあまり教える意味はないと思っています。というか、基本形といっても三角形の構図は安定するとか、顔の向きは画面の内側に向けるといった誰でもすぐ思いつくレベルなので。

 上手い絵師さんたちのレイアウトや構図を真似してみるのは鉄板の方法として、おすすめしたいのはアイドル(モデル)のグラビア写真の構図やアングルを真似してみるという方法です。あえて画面の端に人物を置いたり、人物を大胆にトリミングしてみたりとグラビア写真にはカメラマンの様々なアイデアが駆使されていますので、参考になるでしょう。

 やってはいけないこととしては「飾りで文字(英文など)を入れる」というのはやらない方がいいと思います。一枚絵で文字を入れるのは大抵の場合、そこに無駄なアキがあってそれを埋める目的だというのが見え見えだからです。「キャラ名の英文をカッコよくレイアウトしました!ってそれ埋め草でしょ?」って見ている方は気づいているものです。あとキャラ画をコピーして色調を薄くし、それを背面に大きく配置する、というのもみっともないんでやめた方がいいです。これも埋め草なのがバレバレです。せめてそのキャラの世界観を象徴するものをバックに描きましょう。

 キャラがしゃべっているような手描きの文字や、吹き出しはあってもいいでしょう。これはキャラを身近に感じさせる必要要素ですので。要するに必然性の薄い要素で紙面を埋めるのはやめた方がいい、という話です。ないならないで白バックの方がかえって潔いですね。『あかいくつ』のようにキャラの影を落とすだけでも存在感が増しますのでオススメです。

●まとめ

(1)イラストレーターには画面構成(レイアウト・構図)能力が必要
(2)画力の上達とともにこの能力も上達する
(3)まれに苦手にしている人もいるので、意識した練習が必要
(4)上手な絵師の画や、アイドルなどのグラビア写真などが参考になる
(5)必然性の薄い要素で空間を埋めるくらいなら白バックのほうが良い

以上です。


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