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Adonit社の新製品「Adonit Pixel」。ペン軸の直径が10.5cmと現在のJot Dashより2mm太いのが気になりますが、どこかでデモ機を触ることができればその時はレポートしたいと思います。




 私が愛用しているスタイラスペン「Jot Dash」のメーカーAdonit社が、自然な書き心地のスタイラスペン「Adonit Pixel」を6月10日から発売すると発表がありました。どうやらかなりApple Pencilを意識した作りのようで、Apple Pencil非対応のiPadやiPhoneでの使用を想定したもののようです。製品の完成度はまだわかりませんが、メーカーのこういった姿勢はあきらかにApple Pencilあってのものです。

 ここで記事にした通り、お絵描き市場において液晶タブレット(タブレット端末)がペンタブレットを駆逐してしまう時代が始まったようです。これからデジタルでお絵描きをしたいと思っている人や、ペンタブのあまりの難易度の高さに挫折した人(私です。笑)が、今から苦行を重ねてペンタブを習得する必然性はまったくありません。ペンタブを愛用するユーザーでさえ、その多くがタブレット端末に流れる可能性も大いにあります。ライトユーザーやアマチュアはタブレット端末+スタイラスペン、ハイアマチュアやプロは液晶タブレット+PCという棲み分けに落ち着くのも時間の問題でしょう。おそらく、この5年のうちにこの形がスタンダードになるのではないでしょうか。

 タブレット端末でのお絵描きの最大のメリットは「場所を選ばない」という点です。PCが必ず必要なペンタブに比べてその機動力の優位性は明らか。例えばここにあるイラストの線画は地下鉄千代田線の車内で、表参道から日比谷までの間に描いたものです。もちろんドアに背を向けて立ち、誰にも覗かれないようにして描きました。この「描きたいときにすぐ描ける」「立ったままでも寝っ転がってでも画が描ける」というのはペンタブにはない最大のメリットです。まさに「いつでもどこでも落書き感覚で画が描ける」のです。

 今後もこういったお絵描きに特化したスタイラスペンの発表、発売は相次ぐでしょう。特にiPadに比べてリーズナブルなAndroid端末向けに選択肢が増えることが予想されます。そうなるとiPad Pro+Apple Pencilの価格の高さに二の足を踏んでいるユーザーも手が出しやすくなります。それでもあらかじめPCを所有している場合はペンタブレットの方が安価ですが、いくら安価であっても使いこなせないのなら意味がありません。タブレット大手のワコムにはまだ大きな動きはないようですが、どちらにしてもApple Pencilを意識した製品を投入してくるのは確実だと思われます。ひょっとするとお絵描きに特化したタブレット端末+スタイラスペンを端末メーカーと共同で開発している可能性もあります。

 さあペンタブなんぞ投げ捨てて、タブレット端末+スタイラスペンで「いつでもどこでも気軽にお絵描き」を始めましょう! でも画力は・・・そこは努力しなきゃですね(苦笑)

追記:メディバンペイントがこの「Adonit Pixel」にさっそく対応したそうです。早い!