e74a370b
前著の批評に真摯に応えようとした著者の姿勢は評価できます。前著はデザインや装丁が初心者向けっぽかったのも誤解を与えた原因でしょうね。




 前著「絵を描く仕事を始めたい! Illustratorキャラクター制作の教科書」の第二弾で、こちらはベジエ曲線の習得に特化したチュートリアル中心の超初心者向けとなっています。本書の「はじめに」で触れられているように、初心者向けと思いきや意外と中級者以上向けだった前書を補完するように、表紙に描かれたカットイラストを作例にベジエ曲線による描画とその機能を理解するのに特化した内容になっています。

 最初はイラレの起動と終了からと、完全に超初心者向けですし、各ツールや機能も非常にわかりやすく解説されていますので、「初めてイラレでイラストを描き始める」というニーズには十分応えられるかと思います。その反面、当然ですがもうこのレベルを脱却した中級者以上は特に読む必要はありません。

 しかし・・・私はイラレのすごい機能を発見してしまいました。それは「おまけ」で紹介されている「ラインアートに変換する」という機能です。これは線画の下描きをオートトレースする機能ですが、「画像トレース」のようにパスに変換するのではなくて、線(ベジエ曲線)に変換するツールです。おそらくこの機能を知っているイラレユーザーはあまりいないのではないでしょうか。私は初めて知りました。この機能を使えばちょっとした線画カットイラストなら大幅な工程の省力化に役立つかも知れません。これを使ってイラストを描いてみて、今後記事にしたいと思います。

 各章のサンプルファイルはここからダウンロードできます。イラレ初心者がまず初めに手にする解説書としてはよくできていますので、おすすめできます。でも言うまでもありませんが、いくら初心者向けとはいっても「下絵でそこそこのイラストが描ける画力」と、「それを画像としてPCに取り込むノウハウ」は最低限の前提条件になりますので、そこは誤解のなきように。

2017年8月8日追記:記事にある「ラインアートに変換する」機能を試してみました。詳細はこちら


Illustratorでイラストを描こう! 超入門教室 ~絵を描く仕事を始めたい! (amazon)


【ブログランキング参加中!】 にほんブログ村 イラストブログ 萌え絵(ノンアダルト)へ  




〈PR〉
〈PR〉

〈PR〉
〈PR〉