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アナログで描かれてきたイラストの代表的なタッチをイラレで再現するノウハウが中心。萌え絵そのもののノウハウはないので、応用できるスキルは必要。




 本書の内容は以下の通りです。

CHAPTER 01 Illustratorの基礎知識

CHAPTER 02 コミック風イラストを描く

CHAPTER 03 カリグラフィ風の文字を描く

CHAPTER 04 ピンストライプを描く

CHAPTER 05 墨絵風の絵を描く

CHAPTER 06 水彩画風の絵を描く

CHAPTER 07 パステル画風の絵を描く

CHAPTER 08 マーカーで描いたような絵を描く

CHAPTER 09 エアブラシで描いたような絵を描く

CHAPTER 10 蒔絵のような絵を描く

CHAPTER 11 付録-ブラシ・スウォッチ集

 アナログ時代からあるコミック風、墨絵、水彩画、パステル画、マーカー画、エアブラシイラスト、蒔絵の7つのタッチをイラレで再現するにはどうすればいいか、というノウハウがぎっしりと詰まった本書は、「イラレの機能の隅から隅まで知り尽くしていないとこういった発想は出てこないな」と思わせるほど、上級者向けの内容になっています。ただ、カリグラフィ風の文字とピンストライプ(文字組に入れる飾りケイをこう呼ぶらしいですが、業界では普通に「飾りケイ」と呼んでいます)はどちらかというとグラフィックデザインの領域ですので除外して欲しかったですね。

 ペンツールを使ったコミック風は、今や線幅ツールが使えますのでちょっと時代遅れですね。表紙に使われている金髪美女のエアブラシイラストは主にグラデーションメッシュで描かれています。墨絵、水彩画、パステル画、マーカー画はオリジナルブラシを登録することにより、一見アナログ画に見えるほど完成度が高いです。そして蒔絵ですが、イラレの「浅浮彫り」を使ってイラストに立体感を与えています。こんな機能があるなんて全く知りませんでしたが、現在では「効果→3D→ベベル」を使えば一発のような気がします。まあそれ以前に蒔絵を描く機会があるかどうかですが・・・。

 本書の発売は2010年。ここに掲載されているノウハウはCS〜CS3時代のもので、少し古さも感じますが、それでも基本は現在のCC時代でも同じです。イラレ中級〜上級者向けハウツー本としては今でも有益だと思いますが、完全に一般的なイラストレータ向けの本ですね。萌え絵にも応用できる部分はあるかもしれませんが、それには個々のアイデアとスキルが必要になります。そういう意味でも上級者向けと言えるでしょう。


Illustration of Illustrator Illustratorだけで描くスーパーアートワークス (プロの現場から学ぶ!)


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