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『Magic Poser』の解説動画。これを見れば大体の使用感はつかめるのではないでしょうか。※動画は削除されました。




 人物デッサンをとるためには、友人・知人をモデルにする、デッサン人形(オビツなど)や可動フィギィアを使う、3D人形のソフトを使う、など様々な方法がありますが、今回はiPadアプリとしてリリースされている『Magic Poser』を使ってみたので、そのリポートをしたいと思います。

 この『Magic Poser』ですが、同様の機能を持つアプリケーションとしてはCLIP STUDIO PAINTに「3Dデッサン人形」というツールがあります。機能的にはクリスタの方が多いですが、その分使いづらく思ったポーズにするのに時間がかかりすぎてしまいます。その点この『Magic Poser』は機能も操作もシンプルでわかりやすいのが特徴です。ただし細かいポーズを決めることはあまり得意ではありませんので、その点は割り切って使う必要があるでしょう。

 各関節を表す「●」には「動き」と「回転」と二週類の動作を指定できます。また、「▼」はひねりを加えることができます。操作のコツは、まずは各関節を動かしてとらせたいポーズの形にした後、「みぞおち」と「ヘソ下」にある関節を微調整して自然なポーズをとらせることです。この時重心も意識しましょう。ポーズに安定感が加わってよりリアルになります。

 モデルは男性・女性・漫画少年・漫画少女の4種類ありますが、一番使うのはやはり漫画少女でしょう。手の指の関節も動かせますが、それを動かして求めている形にするのはかなりの手間ですので、手ぐらいは3D人形を使わなくても描けるようになりたいですね。光源も動かすことができますので、陰の落ち方の参考になります。これは使えます。

 私の使い方を説明しますと、私はデッサン修正の参考資料として使用しています。まずは下描きで自分自身の力でデッサンをとりますが、下書き線をイラレでトレースする際、線の位置をシビアに決めなければなりません。そうなるとデッサンの狂いもシビアにでてしまうので、なかなか思ったようにデッサンが決まってくれません。そこで、そのイラストと同じポーズをMagic Poserで作成。それとイラストを見比べてどこが狂っているかを判断し、微調整をしています。特に下半身と股関節にはいつも苦労しているので、その参考にはかなり有効です。

 もちろん最初からポーズのトレース用として使用してもいいのですが、その3D人形トレースしたところで、生き生きとした素晴らしいイラストが仕上がるわけではありません。3D人形は人間の関節の動きを模したあくまで「人形」でしかないので、それをそのままトレースしてしまえばやっぱり「人形」になってしまうからです。イラストを描いている人のほとんどは「人形」を描きたいのではなく「キャラクター」を描きたいはずです。人形をキャラクターにするには「効果的な嘘」をつく必要があります。具体的に言えば「人間解剖学的に正しい形をあえて無視し、誇張もすくは省略する」ということです。だからと言ってなんでもかんでも無視してしまえば、やっぱりデッサンは破綻してしまいます。どこを正しく描き、どこを無視するかは、結局はそれなりの画力が必要になるということです。その画力を養うためには、まずは自力でデッサンをとらなければなりません。ですので、まずはフリーハンドでデッサンをとり、その後補助的に使うことをお勧めします。「補助的」とは「見ながら描く(模写)」ということです。そういった用途であれば、この『Magic Poser』は手軽に利用できる、かなり有用なツールではないでしょうか。

 私はイラスト制作を始めてからずっと、萌え体型の可動フィギィアの購入を考えていました。しかし私は「人形」という物体が好きではなく(そのため通常のフィギィアもドールも持っていません)、そういったものが部屋の中に存在する状態がどうしても気になり、購入に踏み切れずにいました。そんな時に見つけたこのアプリは私のニーズにはぴったりです。試用期間は一週間、それ以降は600円支払えば継続使用が可能です。参考にしてみてください。

2017年7月17日追記:バージョンアップされたので、その記事をこちらに書きました。


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