霧雨魔理沙
Illustrated by Futajyuro Iwasa : Adobe Illustrator CS6 for Mac, CMYKmode, All Vector Graphics, 20.4MB, 12/31/2016




 デジ絵・萌え絵の第16作目『霧雨魔理沙』です。このイラストでは以下の課題を設定し、そのノウハウの吸収に努めました。

(1)既存キャラを描く

 ニコニコ動画に初期の頃から出入りしていた私は「東方」はゲームだとは知っていましたが、それがどういうゲームかは詳しくは知りませんでした。私はゲームもしないし、しかもMacユーザーだったからです。そんな私が「東方の曲」だと理解した上で聴いたのは『Bad Apple!!』(なつい!)が流行った時です。このPVの完成度は今見ても素晴らしいですね。だからといってその後東方にハマるわけでもなく、現在でも主だったキャラの顔と名前しか一致しないのですが、イラスト作成を再開した時、なんとなくこの「霧雨魔理沙」だけはいつか描いてみたいと思っていたキャラの一人です。もちろん元ネタであるゲームも、そこから派生した二次創作文化もまったく知らないので、イメージが違うなどあるかもしれませんが、広い心でスルーをお願いいいたします(笑)。

(2)フリルを描く

 フリルは何度か描いていますが、描き方がまだ確立していなかったのでいろいろ試してみました。具体的にはフリルの一部分を描いて、それをアートブラシに登録しパスで曲げて配置する、フリルの一房を描いて、それをパターンブラシで繰り返す、などです。でもどちらの方法もイラストに配置すると違和感があります。スカートの裾は円形状に広がっているので、フリルもそれに合わせてパースをかけないと、おかしなことになってしまうのです。結局チマチマと描くことにしましたが、ある程度の角度のバリエーションを一度描いてしまえばコピペで流用できるので、この方法が一番適しているようです。ただ、コピペといっても、そのまま使えることはほとんどなく、結局角度に合わせて微調整が必要です。それでもだいぶ省力化できますけどね。

(3)金髪を描く

 髪の毛のハイライトの入れ方を少し変えました。髪の毛の「房」に何本かハイライトの筋を入れることによって、髪の毛の細かい質感を表現しました。ちょっとしたことですが、房が「房」ではなく髪の毛の「束」に見えるように留意しました。

(4)箒を描く

 意外に苦戦したのがこの箒。リアルに藁を一本一本描いてそれを束ねるべきか、アニメ絵的に塊として描くべきか判断に迷いました。どちらも描いてみたのですが、やはりそこだけリアルすぎると違和感があります。だからといってアニメ絵的だと省略しすぎてやはり違和感が・・・。そこで両方のいいとこ取りをしました。つまり大きくは塊で描いて、藁の束の質感を細かく表現。藁を数本とびださせることによってリアル感を加えました。考え方としては髪の毛と同じです。イラレは金属などの固形物は得意ですが、ふわふわしたり、柔らかかったり、細かいものが集まったのもは苦手です。もちろん簡略化すればなんでも描けますが、それではカットイラストになってしまいます。ペイント系ではノウハウはいくらでもネット上に転がっていますが、イラレではほぼ皆無です。なので手探り状態は今後もしばらく続きそうです。


●総評

 実は作品イラストで描く最初の既存キャラは「初音ミク」と決めていました。私はDTMで楽曲制作もするのですが、私の書くヘッポコな歌詞でも文句ひとつ言わず歌ってくれるミクさんに敬意を示す意味でその予定にしていたのです。ところが、イラレで描いているこのオリジナルキャラとミクさんの相性が悪く、何度描いてもどこか変・・・。具体的に言えば、私のオリキャラは平べったい輪郭に大きな離れ気味の目が特徴(私はそれをカエル顔と呼んでいます)なのですが、ミクさんは輪郭はシャープで寄り目気味。つまり真逆なんですね。4回やり直しても納得のいく顔にならないので一旦保留。で、二番目に書く予定だった霧雨魔理沙を先に描くことにしたのです。

 この霧雨魔理沙は一発で可愛い顔に仕上がったので嬉しかったのですが、いざ服装を調べてみるとけっこう皆さんバラバラ(笑)。オリジナルのZUN絵を調べたところ「これじゃあ改変するよな・・・」というデキだったので、とりあえずフィギアが現在のデフォルトと判断して、それを描きました。ただ、ドロワースだけは角度的に上手く描けなかったので省いてしまいました。

 既存キャラ(版権物)を描けばアクセスは期待できますが、それはキャラの力であって私のイラストの力ではありません。かと言ってオリジナルに固執しても、私のイラストが認知されるまで時間がかかり過ぎてしまいます。私は昔からオリジナル志向が強い(バンドもオリジナル曲ばかりだった)ので今後もオリキャラ中心ですが、周知を図るため、たまに既存キャラを描くというスタンスでイラスト制作を続けたいと思います。


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