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イラストレーターの実態は華やかなイメージとはかけ離れた、ひたすら地味で苦しい作業の連続。それでも「なりたい!」というのなら相当の覚悟が必要になる。(写真提供:FreeBackPhoto




 私は日常的に印刷会社やweb業者への入稿業務を行っています。その経験から「プロのイラストレーターを目指すなら最低限知っておかなかればならない知識」をコラムでご紹介したいと思います。今回はその23回目「プロのイラストレーターの現実がわかるリンク集」です。

 ほぼ1年前、久しぶりにイラスト描きを再開してから、デジタル画材の知識やノウハウの吸収ためにネット上にあるさまざなサイト、ブログ、掲示板などを見て回った際、いわゆる「プロ」の方々が「プロの世界の現実」を発信しているサイトが極端に少ないな、という印象を持ちました。理由は仕事が忙しくそんな時間がない、営業用のサイトなのでマイナスイメージにつながる記事は書けない、守秘義務があるので詳しく語れないなどいろいろ考えられますが、その数少ないサイトをいくつかご紹介いたします。


イラストレーターってどういう仕事なんですか?

 プロのイラストレーター@niaoさんが、その実情をわかりやすく丁寧に解説しています。


【現役のプロのイラストレーターと、素人絵師の違い】

 非常にストレスフルな書き込みですが、現実はまさにこの通りです。


イラストレーター【絵仕事 界屋】

 プロのイラストレーターのHPとして情報が豊富で、非常に見やすくわかりすいので一読をお勧めいたします。ここを見ればプロの世界がどういったものか、だいたい理解していただけるかと思います。特に「絵仕事界屋が描けないイラスト 描かないイラスト」という記事はプロの本音が聞けて興味深いです。


イラストレーターになりたい方へ

 だいたいにおいてこの通りなのですが、ここに書かれているのはほんの入り口、世間一般の常識程度の簡単な「意識づけ」レベルです。これだけしていればどんどん仕事のオファーが来るかといえば、ほぼゼロと言っていいでしょう。結局は広告代理店や出版社、編集プロダクションやデザイン事務所、萌え絵ならゲーム制作会社やラノベ編集部から「できるイラストレーター」として認められなければ話になりませんし、その点にまったく触れられていない点でこのイラストレーター「八木葵」のレベルが分かってしまいます。本音は商材として「講座」や「マニュアル」を売りたいようですが、人様に講釈できるほどの実力の持ち主ならイラストレーターだけで食べていけるわけで、なのにそれを講座として必死に売り込んでいる時点で、だいたい察しがついてしまいます。間違いなくそんな講座やマニュアルは何の役にも立たないでしょう。こういった「講座」「マニュアル」を売る商売はイラストレーターに限らずネット上に無数に存在しますが、そんなものにお金を払っても「商売そのものより、商売を教える方が商売になる」と考える連中のエサになるだけでしょう。


社会人でイラストを始めた人必見!「プロ」と「アマチュア」イラストレーターの違いとは?

 典型的な「中身のない記事」です。まあ、掲載元がスクールなので本当のことは言えるはずがありません。本当のこととは、ここで何かを学んでもプロになるためには全く役に立たないという現実です。それにスクールで学べる程度の画力やスキルは独学でも身につきます。こういったスクールや専門学校に行くメリットは「業界への入り口が用意されているか否か」に尽きると思います。すなわち「求人」です。就職の斡旋(紹介ではなく斡旋、つまり求人票が廊下に張り出されるなどの高校・大学で行われている通常の就職斡旋活動)をしていないのなら通う意味は全くありません。典型的な「夢搾取(実態が伴っていない、夢を売って儲ける商売)」に遭うだけでしょう。趣味でイラストを描きたいになら別ですけどね。


イラストの仕事で食べていきたいと考えた時に、これは最低限知っておきたいこと

 これも当たり障りのない情報を羅列しただけの、典型的な中身のない記事ですが、運営がクリスタのセルシスさんなので仕方ないですね(笑)。上記のような現実を言ってしまうとせっかくの楽しいお絵描きサイトが台無しになってしまうので、記事のトーンとしてはこれが精一杯なんでしょう。


デビューして分かった「プロとの壁」 若手イラストレーター② ねたろぅ

僕は独学でイラストレーターになった!素人→プロになるまでの絵を見せます

たった半年の修行でプロデビュー! 異色の経歴を持つ賀茂川さんのマッチョで乙女(!?)な制作環境とは

 「萌え絵師」さんたちの成功経験談で、ほどんどみなさん同じようなことをおっしゃっているようです。つまり、ここでお話しした通りアマチュアからプロになる過程で、プロとしての覚悟を決め、背水の陣でスキルを必死で身につけていることです。ただ、どの方もプロとしては駆け出しレベルなので、業務の継続性には疑問符がつきまといます。5年、10年と業界で揉まれないと真のプロとは言えません。10年後にもこの方々が萌え絵師としてバリバリ第一線で活躍できるかどうかはわかりませんが、かなり厳しい、とだけは間違いなく言えると思います。特に萌え絵は用途が限られ、しかも描く人が溢れかえっていて常に供給過多状態です。どこかの時点で「萌え絵師」から「イラストレーター」に高いレベルでシフトしないと、いずれは仕事にあぶれてしまうでしょう。


 以上ですが、本当に少ないですね。また見つけましたら随時追加します。


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