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このように、スピーカー部分がくり抜かれていない、小さな穴が開いたタイプを選びましょう。

 私は20年来のApple(Mac)ユーザーですが、iPadを手に入れたのはつい1年前です。動機はこのブログでも何度もお話ししている通り「デジタルお絵描きをしたかったから」です。まあ落書き程度のたわいもないイラストばかりですが、他用途ではiPhoneでは容量を食ってばかりで使えなかったGarageBandでギターを弾いてみたり、電子書籍を読んだりといった使い方がメインです。ですので、常にネット接続が必要というわけではないのでWiFiモデルを使用しています。

 この春iPadの廉価版が発売になり、新しくiPadデビューした方も多いかと思いますが、iPadはその表面処理の関係からとても滑りやすく落としやすいガジェットです。となると多くの人がケースを買い求めるのですが、画面も保護する純正ケース(風呂の蓋と揶揄される)だと重くなってしまうのが欠点です。私も最初はこの「風呂蓋タイプ」(純正ではなく安物ですが)を使っていましたが、やはり重さが気になってしまい、落としてケースの角が割れた時点で廃棄してしまいました(iPadは無傷でした)。

 次に考えたのが、iPad本来の軽さとデザインを損なわない透明ケースです。このタイプは画面の保護はできませんが、そもそも画面は注意していればよほどのことがない限り傷つかないし、どうしても気になるのなら液晶保護フィルムという選択肢もあります。透明ケースは色付き、半透明、透明と種類があり、素材もプラスチックやシリコンなどがありますが、「選ぶ際に気をつけたい」というのは柔らかいシリコンケースの場合です。

 このシリコンケース。はっきり言って消耗品と割り切るべきもので、使っている内に変色したり、伸びて緩くなってしまいます。それはそれで経年劣化として認識していれば問題ありませんが、物理的にどうしても見逃さないで欲しいポイントが一点あります。それは「下部のスピーカー部分がくり抜かれたタイプではなく、小さい穴が空いているタイプを選ぶこと」です。くり抜きタイプはケースの下部がスピーカーの位置で大きくくり抜かれた形になっています。しかもスピーカーとスピーカーの間にはLightning端子のための穴も開いています。この部分のシリコンの幅が極端に狭いので強度がなく、しっかりとiPadを包み込むことができず、ゆるゆるになってしまうのです。ですので、買ったばかりなのにケースが外れやすい、ケース下部が歪んでしまいきれいにiPadに装着できないという問題が発生してしまいます。特に「薄型」を標榜しているケースは要注意です。厚みがない分それだけ硬さもないので、くにゃくにゃになってしまいます。

 プラスチック製など、硬い素材のケースなら問題ありませんが、柔らかいシリコンタイプを選ぶ際には注意することをオススメします。