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前回までの作業状況。顔と前髪を描いただけ。顔や体のバランスなど、微調整はまだまだこれから。




 イラレ(Adobe Illustrator)で萌え絵を描く手順[その2]です。[その1]はこちらをご覧ください。それでは続きをどうぞ。

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(6)左右反転して元に戻します。服装はワンピースにしました。というのも、足を組んだ時のスカートの形状を練習したかったからです。ただ単に私が美少女のワンピース姿が好き、というのもあります(笑)。大きめのフリルのついた可愛いワンピにする予定です。色は白を予定していますが、とりあえず形状確認で水色を入れています。後ろ髪や両手は以前描いたものを仮置きしただけです。以前描いたもので流用できるものはとことん流用しますが、結局は微調整しなければならないので、「だったら最初から描いた方が早かったな」というパターンにも陥りがちです(笑)。頭の花飾りや両手首のシュシュは、版権フリーの既存データをコピペしただけです。今後どうするかは作業しながら考えます。


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(7)とりあえずワンピースを描きました。ディテールはもっと描きこむ予定です。シワは服の中身の体の形(つまりヌード)を意識しながら入れていきます。立体感、存在感、そして・・・エロ(笑)。シワは萌え絵でとても重要な要素です。シワを制するものは萌えも制す!と言うくらいです(私がそう言ってるだけですが。笑)。シワは「色」「形」「(陰の)方向」の三つの要素が正しい位置に配置されないと、とたんに「汚れ」に見えてしまいます。ただ、私はまだまだよく理解できていません。ところどころおかしいのは気づいているのですが、これもおいおい精度をあげていくつもりです。


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(8)仮置きしていた髪の毛をちゃんと描きます。髪の毛は房(ふさ)を描き、そこにシャドウとハイライトの髪の毛の流れを加えます。その房のパーツが30個ぐらい集まって髪型を表現しています。散らし髪(正確には何というのか知りません。房と房の間の細い髪の毛のことです)を入れるとそれっぽくなります。私はセル画のような「髪の毛の塊」がどうしても好きではないので、第1作目以降、何か他の表現方法はないかと模索してきました。現在はこの描き方で落ち着きましたが、細かい点はまだまだ修正中です。

 サンダルやカチューシャ、シュシュを描きます。ポーズは右手で髪の毛をいじっている姿に変えました。花はバラではなくユリにしました。その方がこの子のイメージに合っていると思ったので。手足もちゃんと描きました。マニキュアとペディキュアは初めて描いてみましたがそれっぽく見えるでしょうか? これで一通りの作画を終えました。後は気がすむまで(笑)ディテールアップと修正の繰り返しです。

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(9)細かいフリルやカチューシャのレース、ボタンなどを描きこんで完成です。全体的なバランスも微妙ですが見直しています。ぶっちゃけこの段階でも頭身を変えることができちゃうので、イラレの自由度の高さは本当に素晴らしい。その反面悩み出すと止まりませんが・・・(笑)。イラレユーザーなら誰もが通る道、「同じところをグルグル地獄」にはできればハマりたくないですね。


●総評

 こちらの下絵と比べるとよくわかりますが、当初はビーチサイドでカクテルを飲むサングラスの女の子を予定していたのですが、完成したものは全くイメージの違う画になってしまいました。もちろん、ほぼ下絵通りに完成する場合もあるのですが、制作状況や気分によってこのように大きく変わってしまう場合もあります。イラレを使うユーザーの多くは、もっと精度の高い下絵を用意していますし、フォトショやSAI、クリスタなど、ペイント系を使うユーザーの下絵は、モノクロ画として完成されていて、それをデジタル彩色するのみ、という描き方が一般的です。ここでご紹介した「下絵はラフ画で、イラレ上でデッサンやバランスを調整しながら彩色し、画を完成させる」という方法はかなりイレギュラーな方法論です。

 私がこの方法を採用している理由は「制作中どの段階でも主線を自由に動かせる描き方をしたいから」です。私は画力が低いので下絵の段階で確実に主線を決めることができません。ですので、いったん彩色作業に入ったら、大幅に主線を変更できないペイント系のような描き方をすることができないのです。「画力の低い人が、いかに画力の高い(高そうな)画をアウトプットするか」という命題において辿り着いたのがこの方法論ですが、では万人にお薦めできるかと言えばそうではありません。理由は、イラレはベジエ曲線を使って画を描くという特殊なアプリケーションなので、使いこなすには相当の訓練が必要になる、という点です。もちろんイラレ自体が高価なソフトであるというのもお薦めできない理由のひとつです。人によってはベジエ曲線で描くより、ペンタブレットで描くほうが簡単!と言うでしょう。ですので、この方法論が参考になるのは少なくとも「ベジエ曲線を自由に扱える人」というのが最低条件になります。もしそうでないのなら、素直にペイント系アプリでデジ絵を描くことをお奨めいたします。

 さて本日、この完成作品は『白いユリの娘』と銘打ってpixivにアップしました。何か質問等があればpixivのコメント欄で受け付けていますので、お気軽にどうぞ。


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