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表紙のmebae氏のイラストは制作プロセスの紹介とインタビューのみです。技術的にはいわゆるアニメ塗りなので省略したのでしょうか。氏のイラストの魅力は小手先の技術より、キャラクターデザインにあるので、これはこれでいいと思います。




 前半Photoshop、後半Illustratorでのメイキングという構成です。紹介されているイラストレーターは、

Photoshop編
・usi
・きぬてん
・吉田ヨシツギ
・たかくらかずき
・いわ
・ユーコ・ラビット
・猫将軍

Illustrator編
・虎硬
・瀬藤瑛美
・森 俊博
・岩本美香
・KOTA
・タカハシヒロユキ
・uki

となっています。

 本書を読んで言えることは、すごいイラストを描こうと思ったら結局は力技になる、ということです。アートブラシで曲げました、スウォッチにパターン登録して背景に敷きましたじゃ全然だめなんですね。中にはそういった機能を使っている方もいらっしゃいますが、本当に「さりげなく」です。背景に全面パターンスウォッチなんて小学生でもできます。イラレの機能を使いまくって「どうだ、すごいだろう」でドヤ顔するのはオペレーター(イラレの機能に頼っている人)の発想です。クリエーター(イラレの機能に頼らない人)の発想ではありません。各イラストレーターのメイキングで、参考にできる点もありますが、そんなことより「いかに手作業が大切か」を知るために、デジタルでイラストを描く全員が一度は手にとって目を通すべき本でしょう。

 また、第二章の「イラスト_ネ申メソッド」はパースやレンズ効果など、デジタルイラスト制作のノウハウから、レイアウトや印刷に関する基礎的な知識までを紹介しています。独自性が強い各イラストレーターのノウハウより、こちらの方が役にたつ人もいるかと思います。こういった点も本書をお勧めできる理由です。

 2013年初版という少し古い本ですが、アプリケーションの機能に頼っていないノウハウが多いので、内容は古さを感じさせません。デジタルで画を描きつつも「何か足りない」と感じているイラストレーターや、将来プロを目指しているアマチュア絵師にとっても、プロのレベルを知るのに適したムックと言えるでしょう。


ネ申イラスト_メイキング ( 神イラスト メイキング ) (インプレスムック)


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