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要するにオペレーション(操作)の説明記事はクリエーション(創作)にはあまり役に立ちませんよ、という話なのですが、いまだに白フチ文字をテキスト重ねしてあるデータを渡されるとキレそうになるのも事実(笑)。クリエーターのオペレーション軽視もそれはそれで問題です。




 私はネット上にあるイラレでイラストを描くノウハウの記事や動画を常に探し、有益だと思った情報はこちらにまとめて記事にしていますが、そういった記事を読めば読むほど、見れば見るほどある事実に突き当たります。それは「オペレーターが書いたイラレのハウツー記事はほとんど役に立たない」という事実です。もっと言えば「役に立たないどころか、イラレ初心者にはかえって混乱を撒き散らす」とさえ思っています。

 オペレーターとは、そのアプリケーションの機能を熟知し、常に最新情報を敏感に入手している人たちです。新機能の解説やトラブルシューティングなどの情報を知るには非常にありがたい存在で、私も様々な局面で活用させてもらっています。ところが、ことイラスト制作に関することになると、一部のオペレーターは画が全く描けないか、もしくはとんでもなく低レベルなために、その機能の説明記事が「的外れ」「ピンボケ」であることが多いように感じています。

 オペレーターにとっては機能説明がメインであって、それによって仕上がる画は二の次となり、「機能はこれこれこの通り、あとはクリエーターさんでなんとかしてね」というスタンスなんでしょうけど、実はクリエーターが知りたいのはその「なんとかする」部分です。つまり「機能は把握した。でもこれを使ってどうしろっていうの?見本の画はクオリティが低すぎて参考にならないよ」となって途方に暮れるのです。

 そうなる理由は簡単です。画を描けない人は「画を描く感覚」を持っていないので、「その感覚をどうやってイラレで表現すればいいか」のノウハウがないのです。「ノウハウがないから説明できない→その説明が記事から抜け落ちる→読んでみてもいちばん知りたかった情報がない→役に立たない」となるわけです。こういった「イラレでイラストを描く際に実益にならない、単なる機能説明記事」はネット上に溢れています。まあ、こういった記事は見本の画を見て、自分の望むクオリティでないものは読むまでもなく排除すればいいのですが、それでもかなりの割合でこのレベルの記事がヒットするのは著しく効率が悪いです。

 そこでおすすめなのがpixviの「メイキング」タグです。イラレの場合は「イラレ メイキング」で検索すれば多くの情報がヒットします。例えばこれです。


 こういった「イラストを描く人でなければわからない感覚を踏まえたイラレツールの使い方」は単なるオペレーターの機能説明記事よりかなり有益です。しかもこのメイキングではペンツールの使い方やショートカットまで説明しています。このメイキングを見て「(オペレーターが書いた)他の記事では別のツールを使った別の方法を紹介していたけど、こっちの方が全然いいじゃん!」と思う方もいるでしょう。つまり「オペレーターが書いた記事を真に受けて練習していたけど、全くの無駄でした」となるわけです。

 前述したように、オペレーターが書くハウツー記事は、機能を知るだけなら有益なものも数多いのですが、ことイラスト制作に関してはあまり当てにならないということがこれでおわかりいただけたかと思います。まあ、考えてみれば当たり前の話で、「いくら紙と絵の具のことを熟知している専門家でも、その人が全く絵が描けないのならば、その人が語る絵を描くノウハウなんて全く役に立たない」のと同じということですね。

 私個人もイラレの機能はかなり知っている方だとは思いますが、知っていてもあえて使っていない機能もたくさんありますし、その機能を使うにしても一手間二手間加えています。そういった機能の追加や取捨選択ができるのも「画が描けるからこそ」です。その感覚がずっぽり抜け落ちた「オペレーターの単なる機能説明記事」に振り回されないように、特に初心者は気をつけてください。


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