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今年6月10日に描いた落書き。この頃は平和でよかった・・・。




 今、ツイッター上の話題を独占している『けもフレ2期』の制作体制変更騒動ですが、まあ、私個人が言えることはあまりないにしても、フレンズの「思い入れ」と、ビジネス上の「思惑」がぐちゃぐちゃに絡み合っているようなので、ちょっと整理してみました。

 まず、現時点での正式な発表は次の二つです。

・たつき監督のツイート




・けものフレンズプロジェクトAの発表



 この二つのソースを要約すると

(1)同体制での制作か、新体制での制作かは検討中であり、たつき監督の処遇を始め「何も決定していない」こと。

(2)もめている理由は、作品使用(一期)に関してヤオヨロズ側が関係各所に連絡を怠ったので、その是正をヤオヨロズに求め、それにヤオヨロズは反発して制作を辞退すると言ってきたこと。

(3)ただし、たつき監督は「カドカワさん方面のお達し」と言っているので(2)と矛盾していること。さらに「外れることになった」と言っているが、(1)では「検討中」となっていて、それも矛盾していること。

 になると思います。

(2)については具体的に何を指すのかわかりませんが、大方の見方では自主制作した『12.1話』ではないかとのことです。Mステやどん兵衛など、その他企業コラボに関しては、さすがにKADOKAWAが絡まないと実現不可能だと思いますので、それは除外していいでしょう。

(2)をそのまま信じるなら、あまりにもヤオヨロズ側が作品の版権を自由に扱いすぎるため、それにビジネスチャンスを失っていると危機感を感じたKADOKAWA側が二期ではある種の「縛り」を設けようとしたのではないでしょうか。それに対して「そういった縛りはフレンズと共にゆるく作品を盛り上げていこう!という『けもフレ』の世界観とは相入れない」とヤオヨロズが反発した、という経緯が想像できます。もちろん利権(お金)云々の腹黒い話も見え隠れしますが、それはそれとしても、まずは「けもフレという作品の世界観」に対する両者の認識の違いが二期制作における権利関係の話し合いの中で露呈したように感じます。

 たつき監督のツイートはヤオヨロズ側の、そして公式のプレスリリースはKADOKAWA側の交渉を有利に運ぼうと世論を味方につけるために発信された、という印象があります(たつき監督の「今知った」かのようなツイートはちょっと信じられない。監督はヤオヨロズの主メンバーなのだから、トラブルを最近まで知らなかったはずはない。それに「カドカワ側からのお達し」という言い方にも含みを感じるし、監督を外れたと言っているが、それも現時点で決定事項ではない)。もちろんフレンズはヤオヨロズ(たつき監督側)支持が大多数でしょうけど、私個人としては「どっちもどっち」という印象ですね。この事例は「創作物をビジネスに変える際に起こり得るトラブル」の典型的な例のように思えます。

 こういった「創作物をビジネスに変える」成功例として、以前ここで初音ミクで有名なクリプトン・フューチャー・メディア社を例に採り上げましたが、ヤオヨロズが目指していたのはこの「ゆるい版権管理で○次創作を含めて作品世界を盛り上げていこう。そして息の長いコンテンツに育てよう」ということではないか、と思います。こういった考えは中小企業であるクリプトンやヤオヨロズなら「新しいビジネスモデル」としてチャレンジする理由がありますが、すでに版権ビジネス企業として業界に君臨しているKADOKAWAがそれを許すはずがありません。結論としては、KADOKAWAがヤオヨロズを切って子飼いの制作会社に鞍替えするか、KADOKAWAの条件をある程度飲む形でヤオヨロズが妥協するしかないと思います。

 まあ、どちらにしても『けもフレ』というブランドイメージの毀損は避けられないわけで、それはそれで残念な結末ではあります。商魂丸出しのKADOKAWAもどうかと思いますが、100%版権を所有していないコンテンツで「初音ミク」をやろうとした(これはあくまで私の想像です)ヤオヨロズにも無理があったのではないでしょうか。それに辞退をチラつかせて妥協を迫るというのも交渉の方法論としてはどうかと思います。端的に言えばKADOKAWAとヤオヨロズとの間での『けもフレ』の主導権を巡る争いということですが、結局一番割りを喰ったのは私たち「フレンズ」ですね。なんとももったない話です。


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