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イラスト制作時の私の机。現在作成中のイラストを表示してみました。下絵とイラレの画がかなり違っていますね(汗)。ここにある機材・アプリケーションが制作ツールの全てです。




 Amieeさんからメールで質問がありましたので、ここでお応えいたします。また、質問にはありませんでしたが、それに関連した事項もQ&A形式にしてお応えしてみたいと思います。


(Q1)Illustrator CCは使わないんですか?

(A1)使いたいんですが、まだなんとなく慣れないのでCS6を使っています。仕事でもCS6を使っていますが、その理由はCCでの入稿がまだ完全に普及しているとは言えず、ノウハウが出尽くして安全なCS6で統一しているからです。CCは主に支給データのCC→CS6へのバージョンダウンのために使っています。


(Q2)グラデーションメッシュのコツを教えてください

(A2)グラデーションメッシュは使っていません。グラデーションメッシュは写真をトレースしてベクターデータにするには便利なのですが、こういった萌えイラストに使うとリアルになりすぎるからです。そもそもグラデーションメッシュはエアブラシイラスト(リアルイラスト)をデジタル化するツールですので、萌え絵のようなマンガ・アニメ的な表現には向いていないと思います。また、私がグラデメッシュが苦手なのもありますが・・・(笑)。


(Q3)なぜRGBではなくCMYKモードなんですか?

(A3)RGBだと色の選択にどうしても数値に偶発的要素が発生してしまうからです。CMYKの数値は5%刻みで全て把握し、色の管理を完全にコントロールしています。こうすることにより同一色の選択が簡単になります。あと、色の濁りの原因になるK版を排除したいという理由もあります。CMYKからRGBに変換した際、自動的にK版が数パーセント入ってしまいます。これがRGB→CMYK変換による「色の濁り」の原因なのですが、最初からK版をなるべく使用しないようにすれば、それを回避できます。


(Q4)下絵はどの程度まで仕上げるのですか?

(A4)この記事でも言及しましたが、私の場合「下絵」というより「ラフ画」ですね。ラフ画の制作時間はものの10分から長くて30分程度です。作品イラスト制作に占める割合もほんの数パーセントで、99%はイラレで制作していると言っていいと思います。


(Q5)ペンタブレットは何を使っているのですか?

(A5)ここで記事にしましたが、ペンタブ(板タブ)は習得に挫折したので使っていません。全てマウスでベジエ曲線を引いて描いています。下絵はiPad miniとタッチペンで描いています。使用アプリはTayasui Sketchesです。それをAir DropでiMacに転送し、イラレに埋め込んでトレースしています。


(Q6)制作時間はどのくらいでしょうか?

(A6)だいたい2週間を目安にしています。もちろんフルタイムではなく、仕事の空き時間にちょこちょこ描き進める感じです。ただし、おおざっぱな目処がつく段階(背景や服の描きこみはまだだが、キャラの全体像が見える段階)までは集中して作業します。そこまで作業して「このイラストをこのまま描き進めるか、それともボツにするか」の判断をします。ボツにしたイラストはパーツの流用ができるかもしれないので全て保存しています。自分で描いたデータは貴重な資産ですからね。


 以上ですが、ぜひ参考にしてみてください。