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最近Twitterで話題になった「PIXIV FANBOX」を開設してみました。ただし、私はまだ支援を受けるレベルにないので利用の予定はないです。




 プロ・アマ問わず、イラストでお金を稼ぐ一番手っ取り早い方法は「イラスト販売サイト」を利用することです。今回はそういったサイトをカテゴリー別にご紹介したいと思います。ただ、全サイト登録して利用してみたわけではありませんので、その点は何卒ご了承ください。


●スキル売買サイト

 文字通りスキルを売買するサイト。イラストレーターが「こんなイラストが描けます」と見本を登録しておけば、それを見た依頼主がイラスト制作をオファーするという仕組み。受注は指名受注が基本ですが、見積もり受注やコンペ受注という仕組みもあります。昔はクラウドソーシングサイトがイラスト案件受注の主流でしたが、コンペ受注を嫌がってイラストレーターの登録はこちらが主流になってきた印象。スマホアプリがあるのも今の時代ですね。

ココナラ

SKIMA

スキロッツ


●クラウドソーシングサイト

 一時期隆盛を誇ったクラウドソーシングサイトですが、コンペで他者と競合し、勝者のみに報酬が支払われるという成功報酬型が基本です。コンペには完成作品を提出しなければならないので、落選すればすべてが水の泡です。そのせいかイラストレーターのコンペ参加率が低下し、最近はイラスト案件は減少傾向(これはロゴやマークなどのデザイン案件も同様)にあります。どちらかというとIT系案件専用になりつつあるようです。固定報酬制での募集も増えてきて、もはや単なる案件別人材募集サイトと言えなくもありません。

ランサーズ

クラウドワークス


●コンテスト・公募情報掲載サイト

 全国で開催されているコンテストや公募の情報を集め、掲載しているサイト。各コンテストごとに応募条件も報酬(賞金・賞品)が異なるので、応募の前に詳細の確認が必要になります。完成作品を提出し、コンペで採用作品が決まるのはクラウドソーシングサイトと同じですが、落選するとショックが大きいのも同じ。ただ、報酬は他と比べて高めな案件も多いので、採用されれば満足度は高いでしょう。

登竜門

コンペディア

もえしょく

公募ストック


●クリエーター支援サイト

 最近流行しているクリエーター支援サービスを提供しているサイト。支援者が支持するクリエーターに対して直接対価を支払うことによって、独自の特典を得るというもの。小額なものがほとんどなので「投げ銭サイト」「お布施サイト」と俗に言われていますが、対価に対して内容がともなっているかどうかが問われるという、ある意味シビアなサイト。イラストのクオリティという主観の価値ではなく、描き方のノウハウやレイヤー構造を見せるとかの「独自情報」で勝負する方が無難かもしれません。収益性にせよ、信頼性にせよ、ネームバリューがモノを言う部分が大きいので、市井のイラスト描きが開設しても大きな収益は期待できないでしょう。

PIXIV FANBOX

Fanta

Enty

note


●イラスト販売サイト

 版権フリーイラスト販売サイト。使用されやすいシチュエーションのイラストを登録しておき、ダウンロードされるごとに報酬が支払われる仕組み。ただ、報酬といっても一点につき数円〜数十円程度なので、数を登録しないとまとまった売り上げは見込めません。しかも単に登録しっぱなしだと、同様のイラストで自作品よりクオリティの高いものを他のイラストレーターがアップしてしまえば、とたんに見向きもされなくなってしまうので、こまめなアップグレードが必要です。著作権・版権(使用権)譲渡の必要や、作家性よりも汎用性が重視されるので、イラストレーターとしてその部分が割り切れるか否かで登録の判断を。

イラストAC

PIXTA

LINE CREATORS MARKET


 以上ですが、こういった案件ネット受注サイトは登録は無料、なおかつスキル審査がないためクライアントもクリエーターも玉石混交のカオス状態です。さらにこれらサイトが話題になるたびに登録者も増え、発注数に対してクリエーターが供給過多になりすぎてしまい、発注側が圧倒的に有利な状況になっています。ですので、登録したところで大きな成果は期待できず、よっぽどのことがない限り、これ一本で生活できるというのは夢物語に近いでしょう。これらはあくまで「副業」「内職」「お小遣い稼ぎ」だとお考えください。

 逆に言えば、これらサイトで流通している案件レベルならアマチュアでもお小遣いが稼げるという意味であり、それと同レベルのプロであれば仕事はなくなるという意味でもあります。こういった案件ネット受注の仕組みは今後もっと盛んになるでしょうから、プロはこれらより上のステージで仕事をしなければなりません。そうでないとプロと名乗れない時代、とも言えます。淘汰は粛々と、そして無慈悲に進行中です。この記事にあるように、Twitterなどで愚痴っている暇などないと私は思います。