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「萌え絵」は画(絵)のみで「萌え」という感情を呼び起こさないといけないので、とても難しいジャンルだと言えます。ただ「萌え」という言葉が一般化してしまった昨今、可愛らしいアニメ絵なら全て「萌え絵」と称する現実が一方であります。私は後者を「広義の萌え絵」と捉え、前者の萌え絵を「(本当の)萌え絵」と定義しています。




 どの萌え絵指南サイトでもキャラクターの「目」の重要性についてはよく語られているし、描き方のノウハウも紹介されています。ただ、それはペイント系でのノウハウであって、イラレなどのドロー系の(私が望むレベルでの)ノウハウはおそらく皆無でしょう。私はイラレで萌え絵を描き始めて以来、目の描き方をどうするかは常に悩んできました。私が萌え絵に求めるものは繊細さや優しさ、儚さといったものですが、物言わぬ画で、それを感じさせる一番重要なパーツは「目」だと思うからです。

 今の萌え絵の目のトレンドは「目尻の三角形」でしょう。私も最初はそれに倣って目尻に三角形を描いてみたのですが、エッジの立ちやすいイラレだと、どうも強さやとげとげしさが出てしまいます。あれこれ試しましたが結局「目尻の三角形」は描かないことにし、逆にそれを「個性」とすることにしました。同様に「下まつげ」の問題もあります。目の下側の下まつげや、線(影)については、描く人と描かない人がいますが、イラレだと「線」の印象が強くなりすぎ「目のクマ」に見えてしまうので、これも描かないことにしました。

 結果、現在の描き方に落ち着きつつあるのですが、では私が描く萌え絵の「目」で何を伝えたいのだろうかと考えたところ、それは「わたし、よくわからないの・・・」という感情であることに気がつきました。そう、彼女たちは「何もわかっていない」のです。目が「よくわからない(性的なことに関する知識がない)」と語りかけるからこそ、大胆なポーズも無防備に見え、それが「萌え」という感情を呼び起こすトリガーになっているのです。つまり、私の描く萌え絵のキャラたちは「私は無知な処女です」ということを目を通して訴えたいでしょう。

 「二次元のキャラが処女とかキモい!」という反応は当然かと思いますが、『かんなぎ』非処女騒動という事例が示すように、二次元を愛好する者にとって処女性は「とっても」重要な要素です。描く本人がどういうつもりであれ、描かれたキャラに処女性がなければ、そういった方々の評価は得られません。そのためにも、とかく「硬く、強くなりがちなイラレ絵」で、いかに処女性を感じさせるか、前述した「目」を含め、その努力は今後も続けていきたいと思っています。

追記:真面目に語っていますが、要するに「ヘンタイなお話」です! 苦笑いしながら読んでくださいね(笑)。