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粒状感はこんな調子。1型センサー機のSONY Cyber-shot DSC-RX100で撮影したので、見た目とほぼ同じです。(クリックで拡大)




 A3ノビプリンタで約2万円と、とにかくコスパに優れた「EPSON PX-1004」ですが、この機種は「ビジネス用A3ノビプリンタ」という位置付けなので、そもそも画質に期待してはいけません。とはいいつつ、デザイナーとしてもイラストを描く人としてもその点は気になっていたので、写真用紙・高精細モードでテスト印刷してみました。

 結果は上記の画像の通り、まあ「一昔前のインクジェットプリンタ並み」と考えておけば問題ないようです。以前「キャノンのA3ノビプリンタ「PIXUS iX6830」がやっぱり2年で壊れた件」の記事で書いた通り、PDFチェックが一般化した現在、デザイナーがプリント出力を納品することはほとんどなくなりましたので、プリントアウトするのは自身のデザインチェック・校正用途のみです。ですので、この品質で必要十分と考えて問題ないと思います。

 一方のイラスト描きとしては、とてもではないですが「売り物」にはできないレベルです。やはり最低でもオンデマンド印刷を利用するべきですね。最近は多種多様なネット通販印刷が安価で利用できますので、そういったサービスを使って印刷したものを「商品」にしないと、買っていただいた方に申し訳ないです。それ以外の、デザフェスやコミケなどのブースの陳列装飾や広告(いわゆるPOP)には十分使えるレベルです。A3ノビという出力サイズは、2枚繋ぎ合わせるだけでA2ポスターが作成できるサイズです。使用後はどうせ破棄してしまうので、プリント出力の耐久性の低さは問題にならないでしょう。

 Twitterやpixivなど、ネット上で全てが完結する時代ですが、プロはもちろんアマチュアであっても、イラストを描くならプリンタは必要必須だと思います。その場合、「コストパフォーマンスに優れる」「用紙サイズが豊富に選べる」この「EPSON PX-1004」を、選択肢のひとつとして考えても良いのではないかと個人的には思っています・・・ただし画質に過度な期待をしない限りにおいては、ですが(笑)。


EPSON A3インクジェットプリンター PX-1004