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Adobe Photoshop CS6の最終バージョンは「13.0.6」

 Adobe CS6アプリケーションはサブスクリプション(定額使用料)を支払うことなく、買取で使用できるAdobeアプリケーションの最終バージョンです。ですが、リリース時に付きもののバグがあり、それぞれバグフィックに対応するためにアップデータが配布されています。以下はそのリンクです。

Adobe Illustrator CS6 16.0.5 アップデータ
Adobe Photoshop CS6 13.0.6 アップデータ
Adobe InDesign CS6 8.0.1 アップデータ

 例えばMac OS 10.13.6 High Sierra環境ですと、CD-ROMからインストールしただけのPhotoshop CS6のバージョン「13.0.0」では、ショートカットが使えないなどの不具合が発生しています。しかしこれは「13.0.6」にアップデートすれば解決します。ただし使用には「Java for OS X 2017-001」をインストールしなければなりません。ちなみにこのJava for OS X 2017-001はHigh Sierraまでとなっており、Mojaveでは未確認ですのでご注意ください。

 今後、必要になれば「Mojave」「Catalina」とOSをアップグレードしなければなりませんが、そうなった時、Photoshop CS6が実用的に使えるとは限りません。すでに「CatalinaではCS6アプリが使えない」というレポートも見つかります。ですので、現在Adobe CS6アプリケーションを使用されている方は、AdobeがCS6最終バージョンへのアップデータ供給を辞めてしまった場合に備えて、最終バージョンである「13.0.6」などのバックアップを必ず取っておくようにしましょう。

 Mojave環境でのAdobe CS6アプリケーションについては、起動できるアプリはいくつかあるようです。多くのユーザーを抱えているPhotoshop CS6も「起動できる」とされています。しかし「起動できる=使える」ではありません。当方の環境ではYosemite以降、InDesign CS6は起動はできても作業時にすぐ落ちてしまい、実用的には使えません。ですので、以前この記事でリポートした通りCS6アプリケーションを安定的に運用したいならmacOS 10.10 YosemiteにJava for OS X 2017-001をインストールして使用することをおすすめいたします。