アートボード 572dpi

・Adobe Photoshop

 代表的なペイント系アプリケーション。ピクセル(ドット)に直接作用することによって、絵や写真を描画する。アナログ的な表現が得意。代表的なファイル保存形式はファイル情報を全て保存できるpsd、他のアプリケーションで引用する際に利用するeps、圧縮ファイルの代表格であるjpg、非圧縮ファイルで透過(透明)部分が作れるpngなど。

・Adobe Illustrator

 代表的なドロー系アプリケーション。ベジェ曲線で描かれた「パス」を操作することによって、ピクセル(ドット・画素)に間接的に作用し、絵や文字を描画する。図形的なデジタル的表現が得意。代表的なファイル保存形式はファイル情報を全て保存できるai、他のアプリケーションで引用する際に利用するeps、汎用ファイル閲覧ソフトAcrobat Readerで利用できるpdfなど。

アートボード 172dpi


・ピクセル(画像)データとは

 ペイント系アプリケーションで扱われるデータ形式。色のついたピクセル(ドット)の集合体。絵や写真そのもものデータ。

・ベクターデータとは

 ドロー系アプリケーションで扱われるデータ形式。ベジェ曲線で描かれた「パス」の集合体。ベクター、つまり関数によって数値化されたデータとして保存され、そのパスがその都度ピクセルを生成することによって絵や図形などを描画する。

アートボード 372dpi


・ピクセル(画像)データのメリットとデメリット

 ピクセルが細かければ細かいほど高精細で緻密な描写が可能。また、絵画的なアナログ表現が得意。そのかわりデータ容量が増えてしまう。また、加工すればするほど、拡大すればするほど画像が荒れてしまうという不可逆性がある。

・ベクターデータ

 直接ピクセルデータに作用しないため、パスの形や大きさを変えても画像の劣化がない。不可逆性もないl。また、数値化されたデータなので、直接ピクセルを記録するピクセルデータよりも容量が少ない。そのかわり「線」と「面」という概念の縛りから逃れられず、絵画的なアナログ表現が苦手。