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『ラブライブ!サンシャイン!!』とコラボしたヴィレッジヴァンガード ららぽーと沼津店。

 初めて訪問したヴィレッジヴァンガードはお茶の水店だったと思います。ビルの中に螺旋階段がある不思議な構造で驚いた記憶があります。時期は1990年代後半だったかな?一番訪問回数が多いのはおそらくヴィーナスフォート店でしょう。ついつい余計なものを買ってしまう、不思議な魅力の店ですね。

 そんなヴィレッジヴァンガード(以下ヴィレヴァン)の店舗数が2014年以降、年々減少傾向にあるそうです。理由は少子高齢化などいろいろ考えられますが、個人的には「商品価格帯が高めなのが原因」であるような気がします。メインターゲットである10代後半〜20代前半の可処分所得の多くはスマホ代に費やされています。その残りを食費や衣類や遊興費に当てるのですが、おそらく良くて月に数万円程度、高校生のお小遣いだと数千円程度(カット代やスマホ代は親持ちとして)でしょう。そんな寂しい懐具合で千円以上の商品が多いヴィレヴァンはちょっと手が出しにくい。現に、若い客は店内を散策するだけで何も買わないか、買ってもお菓子くらいですからね。

 それに、今はもっと低価格帯のおしゃれでかわいい雑貨屋が増えています。それらはどれも数百円が平均です。もっと下がるとそれは100均になってしまいますが、今の若い世代はTPOに合わせてこのどちらかをうまく使い分けていると思います。

 門外漢が勝手なことを言うようですが、ビレヴァンが今後生き残るためには価格帯を下げるしかないと思います。もしくはヴィレヴァンはそのまま残しておいて、低価格帯専門の新たな店舗展開をするとか。それぐらい思い切らないと、競合他社が低価格でガンガン若い層を惹きつけている現在、このままジリ貧になるのは必至だと思いますね。