ダイソーの「シールはがしスプレー」と「シールはがし液」。瓶入りタイプはどこのダイソーにも置いてあるものではないのが困りもの。
アナログ時代を知っている古参のデザイナーにしてみれば、「シールはがし?そんなものは要らん、ソルベントで充分!」と言われそうですが、俗に「ソルベント」と言われる「ミツワ ペーパーセメント ソルベント」は、その名の通りペーパーセメント(糊)の原液を薄めるためのシンナー溶液で、はっきりいってシンナーそのものです。ですので強力に糊を溶かし、シールどころかありとあらゆるものの剥離に使え、剥がし跡も残らない優れものなのですが、シンナーであるために臭いがすごく(乾いたら臭いは消えます)、火気厳禁、揮発性が高いので保管をしっかりしないとあっという間になくなってしまうなど扱いがやっかいです。それにもちろん小さいお子さんや、好奇心ありありの思春期のお子さんがいる家庭に置いておくには不向きです。
私も一時期はソルベントの缶を置いていたのですが、そもそもペーパーセメントを使う機会が激減したこともあって、その缶を使い切ってからは市販のシール剥がしを使っています。ソルベントに比べれば剥離する力は弱いですが、ソルベントを使うと「シンナー臭い!」と不評だったのでしかたないですね。
そんなソルベント慣れしていた私にとって、ダイソーやキャンドゥのスプレータイプのシールはがしは使いにくいものでした。自分の意図していない部分にはがし液がかかるのも嫌ですし、ティッシュなどに染み込ませて使うにしても多めにスプレーしなければなりません。ですので、このダイソーの瓶入り「シールはがし液」は重宝していますが、実は瓶入りタイプはどこのダイソーにも置いていなくて、入手にちょっと困ってしまいます。スプレータイプはどこにでも置いていますが、需要は確実に瓶入りタイプですので、ダイソーさんにはなるべく全店舗において欲しい商品のひとつですね。
ところでソルベントですが、汚れ落としにも力を発揮します。ただあまりにも強力なので、使う場所の材質には十分ご注意ください。Amazonのリンクを貼っておきますが、注意書きやレビューをよくお読みになってくれぐれも自己責任でお願いいたします。