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タッチペンはキャンドゥの「ディスクタイプタッチペン」がおススメ。

 iPad miniユーザーながら、Amazon Fire タブレットがすっかり気に入ってしまった私ですが(使っているのは妻ですが)、何か他に使えるアプリはないかと思いAmazonストアを探していると、なんとお絵かきアプリの定番「メディバンペイント」があるでなないですか!これはGoogle Playを裏技でインストールしなくても使える、Amazonストア配信の公式のアプリです。と、いうことはAmazon Fire タブレットとタッチペン(100均一製でOK)を入手すれば、数千円から1.6万円程度でデジ絵デビューができるということに!これはスマホの狭い画面でデジ絵制作を強いられている、お絵かき大好きユーザーには朗報です。

 Amazon Fire タブレットは現在、7インチ版、8インチ版、10インチ版とありますが、どれを購入してもスマホ画面以上のサイズを得られます(ですが、お絵描きをするなら8インチ以上がおすすめ)。Amazonから新品で10インチ版を購入しても15,980円(新商品!)ですし、ヤフオクやメルカリなどで中古や型落ち品を選べば数千円、安ければ3000円程度で入手できます。タッチペンは各100均で好きなのを入手できますが、絵師さんに好評なのはキャンドゥの「ディスクタイプタッチペン」ですね。メディバンペイントはとりあえずは無料で使えますので、初期投資費用には含まなくていいでしょう。そうすると合計は・・・って計算するのもバカバカしいほどの安値です。

 もちろん機能や書き心地の点でiPadには遠く及ばないのは重々承知です。しかし、高額な投資費用を捻出するのが難しい学生さんやお子さんには、デジタルお絵かきを「まるでiPadのように」は言い過ぎですが、気軽に楽しめるという意味では非常に魅力的です。もしお子さまに「お絵かきがしたい」と高価なiPadをねだられて困っているパパママがいらっしゃいましたら、「とりあえずこれで試してみたら?」と渡してみるのもいいでしょう。もちろんおこずかいが厳しい中高生でも、そのおこずかいの範囲で購入が可能。私は5年前にiPad miniでデジタルお絵かきを始めましたが、初代だったのでApple Pencilは対応してなく、最初は電源内蔵のスタイラスペン、それが重すぎたので次にタッチペンで絵を描いていました。予算はトータルで2万円ほどでしたが、その値段だと中古になってしまいます。Amazon Fireタブレットなら同じ値段で新品が手に入るし、中古ならさらに格安です。

 メディバンペイントについてですが、お絵かきに必要な機能はまあまあ一通り揃っていると言っていいでしょう。豊富なブラシ、レイヤー機能、選択機能、トーンやパターン、マンガ作成機能・・・。アプリの挙動がちょっと変な時があったり、若干iPad版より機能が少ないですが、気にするほどではないです。無料版では機能制限、強制広告表示もされますが、無料でここまで使えればまあ許せる範囲です。ユーザー登録をすると描いた絵を本体だけでなく、メディバンが用意してくれたクラウドに保存できます。お絵かきはAmazon Fire タブレットで、Twitterなどへの投稿はスマホで、と描いた絵のファイルを共有できるのでとても便利です。

 実はiPadよりAmazon Fire タブレットの方が優れてる(?)点がひとつだけあります。iPadやiPhoneを使ってタッチペンでお絵描きする場合、ペン先と描画位置が微妙にずれるのです。これはユーザーインターフェイスにこだわりのあるAppleらしい仕様で、指先の位置とタッチ位置に違和感がないように、わざとずらしているのです。もちろん指先ならそれでいいのですが、タッチペンなどの先が細いものだとずれるのは困り者。もちろんこの「ズレ」はApple Pencilだと解消されるのですが、タッチペンを使うとその「ズレ」が描きづらさに直結してしまいます。その点、Amazon Fire タブレットはそんな細かいチューニングを施していない分、素直にタッチペンのペン先で描画してくれます。まあ、作りの甘さが功を奏しているだけの話なのですが、この点からもiPadであればApple Pencil一択だと思いますね。逆にタッチペンならAmazon Fire タブレットの方が描きやすいです(iPad miniとAmazon Fire タブレットの両方タッチペンで絵を描いてみた結果)。

 そんなこんなでタイトル通り「Amazon Fire タブレット+キャンドゥタッチペン+メディバンペイント」をおすすめするのですが、デジタルイラストデビューにこの選択肢、いかがでしょうか?