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追加したビオトープ(小)。新居に慣れないせいか、出目金はアナカリスによく頭を突っ込んでいます。

 「ビオトープ始めました」の記事から2年が経ちました。まあ、ビオトープではなく正確には睡蓮鉢なんですが、アクア機器を一切使用せず、エサも最小限度、基本完全放置で自然のまま、という意味で「ビオトープ」と呼称しています。

 そのビオトープ、アクアリストにはおなじみのチャームさんの睡蓮鉢には、現在は琉金が1匹とエサメ(餌用メダカ)が3匹という状態で、かれこれ一年以上この状態を維持しています。つまりこれがビオトープ(大)ですね。メダカが増えないのは全部メスかオスなんでしょう。琉金も夏の酸欠や冬の低水温をものともせず、まったく問題ありません。水草は妻が知らない間に買ってきた「メダカが喜ぶ水草」2種(調べたらナガバオモダカとミズヒナゲシだった)と、ホテイアオイやアナカリスを水面に浮かべ、ガラスの器にソイルを入れ、そこに植えたバリスネリアが越冬して元気に葉を伸ばしています。バリスは池などでも見かけますので低水温に強いんでしょうか?ガガブタは残念ながら越冬できませんでした。底床はメンテナンス性を考えて初めから大磯ですが、ソイルでやりたがった妻を説得しておいてよかったです。ごみ取りや水替えが楽でいいと好評です。エサは妻がごく微量を毎朝あげているみたいですが、それはあげたいだからであって、正直エサはあげなくても問題ない気がします。ビオ内にはコケやその他エサになりそうな有機物が、すでにたっぷりあります。時々小さな虫が飛び込んでくることさえあります。

 そんな手のかからないビオトープに味をしめた私は、今度は小ぶりなビオを始めることにしました。底床は余っている100均の底石を使い、ガラスの器にバリスを株分けして植えました。あとはホテイアオイとアナカリスを水面に浮かべただけです。生体は室内で飼って一年以上になるアカヒレ一匹(ポトスを入れたガラス花瓶の中で無加温・無濾過で飼育していた)と、新宿で新たに購入してきた黒の出目金です。ビオ(小)はセットしてから一週間以上放置し、出目はその横でバケツで放置していました。環境を揃えたつもりですが、定着するまではどうなるかわかりません。さてどうなることやら。

 ところで、ガラスの器(これも100均)にソイルを入れ、そこに水草を植える方法ですが、器ごと水草を動かせるので管理が楽だし、ガラスなので自重があって沈んで安定してくれます。それに掃除は楽だし何より水中で目立たない。よく素焼きのポットを入れることが推奨されていますが、コケで汚れるとまず落ちません。ですので、個人的にはこのガラス器を推奨いたします。

 以下は備忘録。ビオ(小)としているのは、もうひとつビオ(中)を増やそうかと思案中だからです。ですが、まずは水量の少ないビオ(小)で、問題なく生体や水草を長期維持できるかを確認したいと思っています。※は私の環境(日照時間が短いベランダでの飼育)では長期維持や越冬が難しかった水草です。

●ビオトープ(大)

水鉢:チャームオリジナル睡蓮鉢(ブラウン)
水量:23L
底床:余っていた大磯
生体:琉金1、餌メダカ3(過去に更紗琉金1、小赤1、餌メダカ5、餌メダカ2)
水草:ナガバオモダカ、ミズヒナゲシ、バリスネリア・スピラリス、アナカリス、ホテイアオイ
過去に入れた水草:アマゾンフロッグピット(※)、サルビニア ククラータ(※)、カボンバ(※)、ガガブタ(※)、アヌビアスナナ(※)

●ビオトープ(小)

水鉢:コトブキ めだか円水鉢 φ33(黒)
水量:7.5L
底床:ダイソー金魚の底石
生体:出目金1、アカヒレ1
水草:バリスネリア・スピラリス、アナカリス、ホテイアオイ

 次はアマゾンチドメグサ、オーストラリアンクローバー、アマゾンソード、ルドウィジア・オバリス、ハイグロフィラ・ポリスペルマ、ミクロソリウムなどを試したいと思っています。