YouTubeのチャンネルに「Watch Mojo」というのがあるのですが、ここは主に映画について、特定の切り口でランク付けをするということで人気になったチャンネルです。そのWatch Mojoが映画以外にもランキングの範囲を広げたらしく、『これまでにAppleが行った最悪のこと ランキングTop10』という動画を公開していました。Appleユーザーとしては興味津々なので視聴してみたのですが、わりと最近のネタが多くてちょっとガッカリ。でもまあ面白かったのでシェアしたいと思います。

 Watch Mojoはカナダの会社が制作しているので、日本のユーザーが言う「最悪のこと」とはズレがありますね。「パックマウス」はオールドユーザーには懐かしいネタですが、日本では普通に「円形マウス」と呼ばれていました。私は使いませんでしたが。iTunesについては「大量の音楽ファイルを管理しやすい」と好評だった印象があります。日本ではここまで批判されなかったのでは? Apple Mapsは確かにひどかったですね。「パチンコガンダム駅」がネタになり、ネットメディアに採り上げられるほど騒がれました。Appleの税金逃れやApp Storeの上納金の高さは確かに批判されましたが、一般ユーザーにはあまり関係のない話です。ホームボタンとイヤホンジャックの廃止は確かに批判されましたが、現在ではそれをユーザーは受け入れています。Appleは「レガシー(遺物)」と判断したインターフェイスをあっさりと切り捨てるのはジョブズ存命時からの伝統ですので、ユーザーはそれに付き合うしかないですね。

 「計画的老朽化」についてはアメリカでは大騒ぎになりましたが、日本のユーザーは冷静だったと記憶しています。そもそも日本では2年程度で買い換えるユーザーが多かったので、あまり大きな影響はなかったのでしょう。現在のAppleの最新OSを使用できる旧機種の範囲を広げる傾向は、この時の反省があるからではないでしょうか? 価格の高さはアメリカでも「Apple税」と揶揄されているのは笑いました。どちらが発祥かはわかりませんが、発想が同じなのはオタクもギークも変わらない、ということなんでしょう。生産労働環境の劣悪さはAppleに限ったことではなく、現在世界中の企業で問題になっています。Appleは環境問題については、ガラスだアルミだと盛んにアピールしていますが、労働者の人権問題には及び腰でした。今後はこちら方面の悪印象の払拭に必死になってくるでしょうね。

 動画を視聴した個人的な感想はこんな感じですが、私的な「これまでにAppleが行った最悪のこと」は、「1990年代の次期OSであるCoplandの迷走と挫折」が1位、「そんなことにかまけてる余裕などなかったはずなのに、低スペックで90万円もしたSpartacusを発売」が2位、「実用性を無視し、デザイン重視でユーザーに不便を強いた、透明アクリルを使った筐体デザイン」が3位です。特に3位は「ガジェットの話」のカテゴリーにまとめていますので、興味のある方は是非どうぞ。

 なお、動画のランキングは以下の通りです。

10位 ホームボタンの廃止
9位 パックマウス
8位 iTunesに溺れる
7位 Apple Mapsの登場
6位 税務署がやってくる
5位 Epic Games社 vs Apple
4位 さようなら、イヤホンジャック
3位 計画的老朽化
2位 価格の高さ
1位 フォックスコンの労働環境