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 Amazon Fire タブレットがコスパに優れているデバイスで、Androidストアを裏技でインストールするなどすれば、十分実用的であることはよく語られる事ですし、多くのYouTuberが好意的に採り上げていることでも知られています。ですが、やはり「値段なり」という部分も多く、本気でタブレットを使いこなしたいというニーズには全く不向きであるとしか言いようがありません。ですので、私が一年間Amazon Fire タブレットを使用してきて感じた「向いていない人」をピックアップしたいと思います。

(1)メインマシンとしては使えない

 まず、Amazon Fire タブレットをメインマシンに使おうと考えるべきではありません。いくら裏技でAndroidストアがインストールできるとは言っても、所詮はAmazon専用端末です。これ一台で仕事から遊びまで何でもできるということはありません。ですので、あくまでサブ機(お子様用とか車載用など)としての運用がオススメですし、そう考えるべきです。

(2)視覚に敏感な人は避けるべき

 Amazon Fire タブレットの液晶の品質は非常に悪く、発色もあまり良くありません。Retina液晶ではないので、テキスト表示になめらかさはありません。ですので、視覚からの刺激に敏感な方は使用を避けるべきです。人によっては酔う感覚を受ける場合があるそうです。

(3)動作・挙動にストレスを感じる

 Amazon Fire タブレットは最低限のスペックで作られたタブレットです。CPUもカメラもWi-Fiの掴みも良くありません。そのため動作にガタ付きや引っかかりが発生する場合があります。使っているうちにこれが地味にストレスになります。

(4)iPhoneユーザーには向いていない

 iPhoneユーザーは、タブレットでもiPhoneで使っているアプリやデータを共有して使いたいと思っているでしょうし、その方がストレスもなく快適です。もちろんGoogle系のアプリを使えばある程度Amazon Fire タブレットとiPhoneの間でデータを共有できますが、やはりiOSにはかないません。iPhoneの快適さをタブレットに求めるならiPad一択です。

(5)他人の目を気にする人には向いていない

 Amazon Fire タブレットのプラスチック感満載の筐体の安っぽさはかなりのものがあります。ケースをすれば多少それっぽくは見えますが、それでもiPadの高級感にはかないません。まあ他人がどんなタブレットが何使ってるかなんて気にもしないし、されないとは思いますが、「スタバで使うには気が引ける」という方はiPadを選ぶべきです。

 以上ですが、繰り返しますがAmazon Fire タブレットは使いどころさえ心得ておけば非常にコスパの良いタブレットです。しかし、上記のように万能という訳にはいきません。やはりそこは「値段なり」と割り切るしかないようです。



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