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膨れ上がったバッテリーで浮き上がった前面パネル。これじゃ怖くて触りたくありません。

 「そりゃいまどきiPhone7じゃバッテリー死んでるでしょ」と思うかもしれませんが、私がこのiPhone7を購入したのは2021年4月。デッドストックの未使用品(未開封品)を格安で手に入れました。ですので、たった1年ちょっとでこの状態になってしまったのです。

 そんなに使用頻度も高くないのにこうなってしまった原因はいろいろ考えられるのですが、私は自宅在住が多いフリーランスなので、ずっと充電台に置きっぱなしにしていたことに問題があるのではないかと思っています。もちろん過充電防止機能があるのは承知していますが、数十分程度使ってまた充電、ということを繰り返していたので、その「細切れ充電」の悪影響を疑っています。

 とにかく、こんなになってしまったからにはバッテリーを交換するしか方法はありません。さっそく近所のサービスプロバイダに電話を入れ、朝一を予約してショップに出向いたのですが、スタッフの急病か何かでワンオペというタイミングの悪さ。それでもなんとか早めの交換をお願いして約2時間で作業は終了しました。

 そのショップ名はここでは晒しませんが、その2時間のうち手続き時間の長いこと長いこと・・・。アプリの動作からイヤホン使用まで、スマホの状態を全てチェックしてから作業に入り、修理後もそのチェックを繰り返すというめんど臭さ。そして受付も修理も同じ人がやるというオペレーションの悪さ。これはどうにかならないのかと正直思いました。

 例えば、作業前と作業後の動作確認はユーザー本人にチェックリストを渡し、そのチェック内容を動画に撮っておくとかすればクレーム対応には十分でしょう。確かに修理担当者が直接チェックをするのは安心感がありますが、たかだかバッテリー交換に時間がかかりすぎです。修理内容にもよりますが、簡単なものはもっとオペレーションを簡略化しないと担当者の負荷も相当なものです。その分修理代金を安く設定すれば、ビジネスとしても旨味があると思うのですが。

 iPhoneを始めスマホが一斉に値上がりし、現行機種を長く使うとか、中古スマホで使い倒すというユーザーは増える一方だと思います。そうすれば故障率も上がるので、サービスプロバイダのビジネスはますます活況を呈するでしょう。そのビジネスチャンスを逃さないためにも、オペレーションの効率化は避けて通れないと思います。「セルフ受付式のスマホ修理ビジネス」これ、イケそうな気がするんですが、関係各位はぜひ検討をお願いしたいですね。