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 「サイゼはマズイ」とか「サイゼリヤで満足=貧しい」とか、何かと論争が絶えないファミレスチェーンのサイゼリアですが、この物価上昇の嵐の中、あえて「値上げをしない」と宣言しました。これだけ円安や物価高が続くとさすがのサイゼも値上げせざるを得ないだろうと、つい先日サイゼで夕食を楽しんできたばかりでしたのでかなり驚きました。

 まあ、この宣言をどこまで守れるかは未知数ですが、サイゼの「心意気」は素晴らしいと思いますし、買いたいとも思います。私はサイゼの料理はちっとも美味しいとは思いませんが、その安さは魅力です。ドリバー付けてもひとり1000円でお釣りが来るのですから、「家に帰ってご飯作ってたら夕食遅くなるし、ファミレスで済ませるか」という場合には有力な選択肢です。しかも無料でWiFiも使えます。ご飯食べて、ドリバーで長居しながらPCを広げて作業、なんてことも低コストで実現できるのです。ですが繰り返しますが料理自体は美味しくありません。というか、どのファミレスでも程度の差はあれ味は「あの程度」なものです。つまりファミレスは「美味しい料理を食べに行く場所ではない」ということです。

 だからと言ってその点だけ抽出して「サイゼリヤで満足=貧しい」とは思いません。ファミレスを満足だと思う要素は料理だけではありません。コスパだったり、手軽さだったり、集いの場だったり、作業の場だったり、暇つぶしの場だったりと様々な理由でサイゼは利用されます。それを総合的に勘案し、感覚としてアウトプットしたものが「満足」という言葉になるのです。決して「料理の美味しさ・不味さ」だけで「満足・不満足」を判断しているわけではありません。ましてや「貧しい」とも無関係です。もちろん煽る人間はそれを分かった上で煽っているのでしょうけど、もしそうならそんな「構ってちゃん心理」の方がよっぽど「心が貧しい」と言えるでしょう。

 結論として、ファミレスの料理なんて程度の差は多少あれ「美味しい!」と言えるほどのものではないし、サイゼリアもそれは同じ。そうなるとコスパの良さで群を抜いているサイゼは「安さを楽しむファミレス」という立ち位置で支持を得ている、ということです。なので「サイゼはマズイ」とか「サイゼリヤで満足=貧しい」という批判は的外れか、構ってちゃんの哀れな愚行に過ぎないので無視すれば良いのです。ただ、サイゼはそのためにメニューの種類を極端に絞ってオペレーションの手間と人員を減らしています。ですので、多彩なメニューを楽しみたいのなら(特にデザート類)他のファミレスに行くべきだし、多少は質や量を求めるなら、それ相応のファミレスがあります。そんな私が個人的に一番好きなファミレスは「シズラー」です。店舗数が少ないのが残念ですけどね。



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