色々言われている国立ですが、私は嫌いじゃないです。席の前後が狭いのはどうかと思いますが。簡素な鉄骨メインの作りは環境負荷を考えると今のトレンドでしょうね。
Jリーグは今年で30周年だそうで、観客動員アップのため様々な施策を講じているようです。この「抽選で無料招待」という企画もそうで、まあタダで観られるならと応募したら当たってしまいました。で、その結果は以下の通り。
FC東京 vs サガン鳥栖
日時:2023年9月23日 15:00〜
座席:バックスタンド上層
場所:味の素スタジアム
結果:3-2
動員:約2万人
湘南ベルマーレ vs 川崎フロンターレ
日時:2023年9月24日 16:00〜
座席:南側3層
場所:国立競技場
結果:0-2
動員:約5.4万人
無料招待なので席が良くないのは折り込み済みですので文句はなかったです。国立は5万も入ったので迫力満点でした。味スタは初めて行ったのですが、最寄りの京王の飛田給駅からのアクセスは悪くないですね。ただ、東京区部からその飛田給へ行くのがめんどくさかったです。
Jリーグも各クラブも国内サッカー熱を盛り上げようと試合開始前から様々なイベントを企画して、飽きさせないように工夫していましたが、正直行ってどれくらい効果があるのか微妙。少なくとも私のような、特定のチームのサポでもない一般人には全く響きませんでした。やっぱり、いかにしてサポーター(特定のチームのファン)を増やすかが最大のネックだと思います。ライトファンは気まぐれで流動的で全くアテにはできません。で、思ったのが以下の改善点です。
(1)東京都区部(東東京)エリアのチームを複数Jリーグに上げる
(2)上記のクラブ向けにサッカー専用スタジアムを建設する
(3)既存のクラブもなるべく早くサッカー専用スタジアム建設を推進する
(4)女子のWEリーグを廃止し、Jリーグと一体化(「ウィメンズJリーグ」などの名称を使用)
(5)各クラブはトップチーム、ユースチーム、ジュニアチーム、女子チームの所有を条件とする
だいたい世界に冠たる大都市の東京23区にJリーグのチームがない、専スタもない、という現状は全くどうかしています。私はその東京区民ですが、西東京がホームのFC東京やベルディ東京を応援する気にには全くなれません。(東京ガス時代は東東京だったそうですが)。『キャプテン翼』の高橋陽一氏が代表を務める「南葛FC」というクラブがありますが、現状はまだ地域リーグです。一刻も早く東東京のチームを複数Jに上げて、一刻も早く専スタを作ってあげてください。東京23区だけで約一千万人も人口があるんですよ。この人口なら23区それぞれにチームがあってもおかしくありません。その一千万人が応援するクラブがないなんて、全く馬鹿げた話です。
あと、今年なでしこ(女子代表)が活躍して女子サッカーが話題になりましたが、まだ国内女子プロリーグは「なでしこリーグ」だと思っている人が多数います。正解は「WEリーグ」ですが、全く知名度がありません。なんでJリーグと一体化しなかったのか? まあ「大人の事情」なんでしょうけど、人口減のこれからの日本で、新たなサポーターのシェア拡大の可能性があるのは女性と子供です。それをそれぞれ勝手にバラバラでやって、ただでさえ少ない資金を分散させてどうするんでしょう?「選択と集中」は経営の基本です。ただ「金がない」と嘆く前に、組織を統合・スリム化させ効率のよい運営はできるはずです。いつまでもバブルの頃のような「そっちはそっち、こっちはこっち」なんてやってる余裕なんて今の日本にはありませんよ。
とまあ、ズブの素人が勝手なことをほざきましたが、今のままだとJリーグはジリ貧必至です。カリスマ性と指導力を持ったチェアマンが登場し、大ナタをふるってくれることを期待したいと思います。